【ロッセリーニ家の息子 略奪者】
(原作) 岩本薫 イラスト: 蓮川愛
(キャスト) (レオナルド・ロッセリーニ) 森川智之×小野大輔 (早瀬瑛)/
中村悠一 (エドゥアール・ロッセリーニ)/ 鈴木千尋 (ルカ・エルネスト・ロッセリーニ)/
西松和彦? (ダンテ)/ 岩崎征実 (芝田)/ 保村真 (マリオ)/ 下崎紘史? (ジュリオ)/
千々和竜策 (渡辺)/ 河本邦弘 (芝田の部下)/ 関山沙紀? (瑛の母)
(あらすじ) 俺はおまえを失いたくない――。
それが、この男を愛しているのだと自覚した瞬間だった。
古き良き任侠を重んじる家に生まれながらも、ある理由から跡を継がず平穏に暮らしていた
瑛は、突然目の前に現れた男、マフィアのファミリーの首領であるレオナルド・ロッセリーニに
よってシチリアへ連れ去られてしまう。
理由も教えられず、レオナルドにプライドを踏みにじられながら束縛される瑛。
しかしこのロッセリーニ家には、極道を嫌い自分を捨てて家を出て行った母との思わぬ繋がり
があると知り――!?
奪う者と、奪われる者――。
極上の男たちが仁義とプライドを賭けて贈るスペシャル・ラブ・ロマンス
(感想) 任侠とマフィア、似て非なる世界での愛の物語。
何となく先が読める内容だけに、これは脚本とキャスティングの力量で、どれだけの作品となる
かが決まるだろう。
その点で言えば、大変良く出来たCDだと思う。
二枚組でありながら、舞台が日本→シチリア島に無理なく変わっていき、シチリアの自然の美し
さ、壮大さもBGMで十分に堪能できた。
そして、キャスティング・・・小野Dの受けと言えば、ちょっとガキっぽい攻め受けのイメージが強い
んだけど、こんな美人受けを上手に演じていて、もしかしてこれは小野Dが演じた受け役ではベ
スト3に入るほどの役ではなかろうかと思う。
その位、色気があり、凛とした芯の強い瑛を見事に演じていた。
攻めの森川さんも流石の演技力で、正直「ロッセリーニ家」シリーズの中ではこの「略奪者」が一
番好きだな( *´艸`)
(原作既読) ×
(視聴方法) 猫耳FM
(評価) ★★★☆