第5話:結の心遣い


少しだけ無言が続いた食卓

そんな雰囲気を打開しようと
結が口を開く
『最近天気悪くて、なんか憂鬱だよねー』

俺も結の気遣いを無駄にしてはいけないと
『星も見れないし、学校も行きたくないな毎日』
と笑った。

結も笑顔を見せて
『陽ちゃんが学校行きたくないのは、いつもでしょ‼️』
と言った。

俺も
『まあな』
と笑った。

結は元から気遣いができると思っている。
いつも明るくて、いつも気を使ってくれて…

なんだかんだと結には言ってしまうが、実は感謝している。
そんな事は口が裂けても言えないが…

俺はそのうまく伝えられない感謝を
どうにかしようと思っていた。

俺は思いきって
『結、明後日の土曜日暇か??』
と聞いた。

結はちょっと考えてから
『なんもないなー基本暇人だし』
と言った。

俺は
『じゃあ、映画でも見に行かないか??』
と結を誘ってみた。

結は一瞬固まり
『映画…?』
と言った。

俺は
『嫌なら別にいいんだけど…』
と言う。

結は
『全然嫌とかじゃないけど、陽ちゃんから誘ってくれるなんて珍しいなって』
と言った。

俺は照れ隠しで
『たまにはいいだろ』
と言った。

結は笑顔になり
『うん‼️‼️行きたい‼️陽ちゃん…ありがとう‼️‼️』
と言った。

そういえば、結とどこかへ出掛けるのはかなり久しぶりかもしれない。

ちなみに見る映画なんてまだ決めていない。

まあ、どうにかなるか…

-続-