退院後、両親共通の友人宅に一旦預けられた私。


産みたいと思う気持ちは側から見たら16歳の子供のわがままにすぎなかったと思います。


それでも私はわがままを通しました。


一ヶ月程両親共通の友人の女性は何も言わず私を預かってくれ、むしろ毎日前向きな言葉で私に寄り添ってくれました。


母が父を説得できたのかはわかりませんでしたが、実家に戻る事になった頃にはお腹も大きくなっていました。


実家に戻ってから数日は何事も起きず、ただ毎日父の顔色を伺い緊張した毎日でした。


そんな日々の中、少し体調を崩し横になっていた私に父が突然キレました。


悪阻の時も母親の自覚がないから吐くんだと常に怒鳴ってきた父。


横になっていた事が父の逆鱗に触れたようで悪阻の時の様に母親としての自覚が足りないと怒鳴られ、さっさとお風呂に入れと言うのでお風呂に入った私。


浴槽に浸かっているとお風呂の扉が開き父が立っていました。


とっさに体を隠した私に上から何度も蹴ってきた父。


父の気が済みお風呂から出て行った後、頭や肩を何度も蹴られたのでお腹が張ってしまいお風呂を上がり自分の部屋へすぐに逃げました。



私が未成年じゃなかったら、、

結婚がダメになってなかったら、、



一人で産んで育てる事も今は何もできない無力な私がわがままを通して、もしあのまま順調に行っていたらと、彼への怒りや絶望や色んな感情で涙しか出てきませんでした。





死んでしまった方がいいのかもしれない、、





そんな事しか考えられなくなっていた時、体の内側から大きな力を感じました。



初めての“胎動”



初めて胎動を感じました。



ハッとして更に涙が出てきました。




赤ちゃんの命を守ろうと沢山の人達が尽力して下さり、世間的に見たらダメなのかもしれないけれど私のわがままを通させようとしてくれ沢山の人達が動いてくれ、強くならなきゃいけないと強く思いました。



→続く。