前記事より。

神戸(ごうど)駅を出て、山道を進んでいくと…、


右上矢印 首都圏の水がめの一つ、『草木ダム』の巨大な堰堤(えんてい)が現れますみずがめ座

渡良瀬川の本流をせき止めた重力式の多目的ダムで、1977年に完成。堰堤部分の幅は405m、高さは140mあり、317万tのコンクリートが使われているとのこと。


右上矢印 展望台からの眺め。色づく山並みとエメラルドグリーンの湖面、そして青空のコントラストが鮮やかですね虹

最大貯水容量は6050万m^3とありましたが、ご覧のように貯水量は少なめで、湖岸の露出が目立っていました。というわけで、これから水需要の少ない季節に入るとはいっても、節水を心がけたいものです。


右上矢印 堰堤沿いに対岸を望みます。


右上矢印 『ダム湖百選』レリーフと一緒に。



右上矢印 下流側は深い谷が刻まれ、高低差140mとあっては、思わず足がすくみます叫び 白い建物は発電所。



右上矢印 堰堤上は一直線の道路になっています。このあたりは両岸の地盤があまり強くないため、重力式が採用されたとのこと。

なお、ダムの周辺には、肢体不自由な画家・詩人、星野富弘(ほしの・とみひろ、1946-)氏の作品を展示した『富弘美術館』や、露天風呂のある国民宿舎『サンレイク草木』、『うさぎとかめ』などを作詞した、みどり市(旧東村)出身の石原和三郎(いしはら・わさぶろう、1865-1922)氏にちなんだ『童謡ふるさと館』などの施設があり、紅葉見物をしながらめぐるのもおもしろいでしょう。



右上矢印 ダム湖の上流は、再び渓谷美が広がります。2車線道路が続くもののすっかり山奥の風景で、この先に最盛期には4万人近くが暮らし、100年以上前から公害が問題になっていた町があるとは、にわかに信じられないのですが…。

To Be Continued…