彼にはじめて会ったのはいつだっただろう？
考えてみると、もう８年くらいになるのかな。
もう随分と前のこと。
そらさんの語る人生のことが知りたくて
はじめて東京以外の地域へ行ってみようと足を運んだ関西で、
初めてまるちゃんこと稲田宏さんにお会いしました。
でもその頃はまるちゃんと直接話すことはあまりなくて
いつもお話を聞くことばかりだったように思います。
色々と話すようになったのはここ数年のこと。
そうなっていった流れも面白いなと思っているのですが、
人生の上での彼との接点が絶妙に用意されているように感じています。
まるちゃんの人生。
これまでの人生のお話を聞くだけでも
人生の流れを感じるにはとてもわかりやすいんじゃないかな。
本質的に動きがない上に、様々なものに価値を感じません。
そして体が弱く生まれているからある意味流されるように生きてきました。
自ら創ろうとか訂正しようとしていないからこそ
人生がどう動いているのかとてもわかりやすい。
人生に勝手に連れていかれて今がある感じなのです。
そんなまるちゃんが
今日は久しぶりに自分の人生の話をしていました。
はじめてお会いする方もいましたので。
私からはまるちゃんがどんな本質なのかの補足も入れながら。
彼は体が弱く生まれたばかりに小学生のころは病院暮らし。
その厳しい厳しい暮らしの中で化学に魅せられることになります。
そのあとは化学者になれと言われんばかりの人生を歩んでいきます。
大学、大学院、そして博士号をとるまでになりますが、
そこに至るまでも、体が弱いために通常の人とは同じ歩みにならかったことが
逆に化学者への道へ向かわせました。
そして化学者として一部上場企業に入社し、博士号をとり、化学部門を任されるまでなります。
誰からも慕われ、それはスポンサー企業の役員の方とも割り勘で飲みにいくほど。
社会的な成功を手に入れ、順風満帆な人生を送っていました。
そんな中、生まれつき体が弱かったばかりに化学薬品アレルギーで倒れ、
小学校からこれまで築き上げた人生の全てを手放さなければならなくなり、
元の世界に戻ることができなくなってしまいます。
会社にも行けない。電車にも乗れない。
そんな状況の中、そらさんのブログにたどり着きました。
兵庫で暮らす彼は東京・大阪へ出向くのは難しく、
お１人の求めで全国を巡っているそらさんに思い切って連絡をしました。
偶然にもその時、そらさんは隣駅と言ってもいいような場所に滞在していて
彼は個人セッションを受けることなったのです。
そらさんと数回の対話で、
長年「 化学者である私 」が私だと思ってきたけれど「 私は化学ではない 」。
どこにいても何をしていても、変わることなく人が好きだ。
だから人と人を繋いでいきたい。
そう気づいて今があります。
そしていまだに働くことなく人生を愉しんでいます。
そして今回、
なぜ今こういう現状があって
これから先はどこへ向かおうとしているのか？
そんなことを改めて問いかけています。
彼の人生を知っていくと、
計算できるレベルではないものが人生に流れているんだということを
具体的に感じられるように思います。
もちろん答えなんてないけれど
人生がどういうものかを知るには
まるちゃんの人生はわかりやすいから。
彼がどんな人生を歩んでいくのか。
私はそれをとてもとても楽しみにしています。
自分の人生もね＾＾
だって、人生って
ほんとうに面白いんだから。
Setsuko
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