四葩の結( よひらのゆい )のリフォームが急ピッチで進んでいます。
もう終わりが見えてくる場面ですから。
職人さんたち、建設会社の方、そしてすなちゃん。
みんな仕上げに向けて
気になる細かいところから大きな部分まで余念がありません。
余念がないのは…特にそらさん。
今日も、フローリングを貼り進めている途中で
「 床の補強終わったんだよね? 」
と投げかける。
現場の人たちがみんなが失念してしまっていたとのこと。
そらさんの頭の中では現場の全てのイメージ(完成図から作業まで)が
もう完璧にできているようで
図面もなにもなくても
明日はここに取り掛かるという報告から
頭の中で今どんな風に作業が進んでいるかをわかっています。
作業の時間も読めていて
だから間に合うギリギリのタイミングで注意喚起できるわけです。
実はこの補強については、何度も注意していたことでした。
「現場の人を怒りたくない」
きっと、そういうこともあって
代わりに自分が意識を向けて問題を起こさないようにしている。
そらさん曰く、必ずそうなることが前からわかっていたから
再三注意していたということらしく、
これまた私たちの思考を超えたところでの反応なんだなって思います。
これはいつも驚かされる部分。
そういう意味では、余念がないという言葉はちょっと違いますね。
そらさんは、現場の急ピッチとか緊張感とは
全く関係がないところにいるようで。
いつもの通り洋室のソファーでゆるゆるしながら
パソコンで何かを注文しているか
たまに届く写真を嬉しそうに眺めているだけ。
その姿は最初から今もずっと変わりません。
現場のことでどうしようかなと悩むことも全くありません。
ごくたまに、悩んでいる様子もあるけれど
それは、使いたいもの自体がない場合。
例えば、実際にあったことですが、
ダイニングキッチンにビビットなオレンジの壁紙を一面だけ使いたいのに
もらっているカタログにも、ネットにもなくて、
ベストな選択ができずに代替えのものを選ばないといけなかった時がそうでした。
でもそれでも、判断は早く、それではない案をイメージの中ですぐに創り上げているようです。
ほとんどの場合、即答で指示や注意が飛んでいきます。
これは最初から今まで何も変わることがない。
現場にいるよりも早い判断。
「ここの板はどう貼りましょうか?」
「縦」
こういう反応が3秒くらいで送られています。
そらさんの細部にわたる希望を
すなちゃんがそれぞれの職人さんたちに相談する
という感じで現場が進んでいます。
大工仕事なら棟梁に、壁紙のことはクロス屋さんに、電気関係は電気屋さんに
といった具合です。
その中でも大工作業のことがたくさんあるから
すなちゃんは、棟梁に相談することが多くあるのですが
棟梁はそらさんの相談にすごくいい反応をしてくれています。
具体的に書いた方が伝わると思うので
現場の様子とそらさんのやりとりをほんの一部だけご紹介。
*
そら「 ダイニングの出窓の板部分も壁の壁紙を貼ってほしい。」
すな「 ダイニングの窓台にクロスを貼るには、
ベニヤで下地を作らないと貼れないらしく、
既存のままでそんなことはやらないようにクロス屋さんに説得されましたが、
棟梁が、自分がもう少し考えるから他を先にやっていてくれ!
とクロス屋さんに話してくれました。
クロス屋さんから、大工さんにベニヤを張ってクロスを巻くと、
手間もかかるけど、台の厚みも増え、クロスだと汚れや傷みが出るので、
ダイノックシートというものを貼ってはどうですか?
という提案をいただきました。」
そら「 もちろん壁紙が耐久性がないことは、私はわかっている、と思ってくれているよね?笑
壁紙で巻いた上に薄板を貼るつもりだったんだ。(これは内緒)」
そら「 ちなみに、ここをカットなんてできないよね?」
すな「 お待ちください。」
( 棟梁に確認 )
すな「 カットできます!」
そら「 クロスが巻きにくいから切りたいな。」
すな「 棟梁がさっそく窓台にベニヤを張ってくれています。」
その時、現場では、
クロス屋さんが提案したシートは3万円するとすなちゃんに話していました。
それを棟梁が聞いた瞬間に
「 おい、あそこの4mmのベニア持ってこい!」
って指示をだし
キッチンパネルに使った強力なボンドなら貼れると
すぐに作業をはじめてくれていたそうです。
すな「 窓台の大工工事が終わりました。」
すな「 DKのクロス貼りが終わりました。」
そら「うん。いいよね♪」
そら「 勝手口の落書きの上に板貼って、塗装屋さんに塗ってもらったら最高!だけどな。」
すな「 勝手口のところですが、棟梁に相談したら、塗装屋が入るなら削って塗ってもらった方がいいとおっしゃっていました。
削りはやってくれるそうです。」
すな「あっという間に削ってくださいました。」
そんなやりとりがあったり
特に建設会社からも、そらさんからも、何も指示はないけれど
穴があることが美しくないと判断して棟梁が自ら動いてくれていることもたくさんあります。
すな「 棟梁が続間の小屋束の穴を埋めてサンダーで磨きをかけて仕上げてくれています。
ここまでやってくれるなんて、本当に涙が止まらないくらい嬉しいです。涙」
そらさんと棟梁の接点は、建物の内見の時ちらっと見て回っただけ。
会話も全くしていません。
それに、メッセージを送ってきている人が、内見でいた人だとは棟梁もみんなも知りません。
なのに、そらさんは棟梁という人がどういう人かを、その時から見抜いていて
こんなことを呟いていました。
「 雑談
ここを、棟梁が埋めてくれそうな気がしてるんだが。^_^
独り言。」
翌日には
すな「 棟梁が私に言われる前に何やら隙間に詰めています。」
そら「 もちろん、そこは、絶対に、棟梁には言ってはいけないところ。
棟梁がやりたいことを
私がわかっているよ^^という証明のためにつぶやいた。笑」
そらさんと棟梁は直接話したことなど一度もないけれど
常にそらさんと対話しているように思います。
そらさんは棟梁がどういう人で、どういう動きをするのかを見抜いていて
すべてを伝えているんだなとわかった瞬間でもありました。
なので、実際は指示は全くしないし、
棟梁はこれをこう伝えたらこう動いてくれる
あるいは、伝えなくても動くというのがわかっていての相談で
棟梁がやりたいと思うキッカケを作っているだけ。
だから、棟梁は水を得た魚のように
自らイキイキと動いているんです。
その様子をみて現場のすなちゃんは涙を流しながら喜んでいて
私もすごく嬉しくて。
もう幸せしかない現場です。
職人さんたちも、建築会社さんたちも、私たちも、
これから住むであろう人たちも、そしてここを訪れる人たちも。
明日は現場がお休み。
みんなで見にいきます。
本当に楽しみで仕方ありません。
いい家ができます。
Setsuko
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