古本屋台を読んでたら、
大阪の梅田、東通り商店街にあった
「トリスバー」を思い出した。
品がある白髪のマスターが一人で
やっていて店の雰囲気はいつもよかった。
コの字型のカウンターだけで、
椅子の後ろは狭くて通れないので、
2箇所ある入口から一旦外に出て
また入らなければトイレに行けない。
薄暗い中、9割が男性の客層は、
静かにしゃべり、飲むという
大人の店。
よくアルバイトの男子学生を
連れて行ったら、気に入って
一人で行くようになっていた。
一番奥のコーナー向こうに座ると、
壁が邪魔で、耳の遠いマスターの
視界から外れるので、
オーダーを叫んでいると
コーナーに座ってる人が
それを聞いてマスターに伝える、
伝言ゲームみたいなのがよくあった。
閉店ニュースは読売新聞で知った。
(読売の記者も常連だったからかも)
新聞1ページのスペース半分を占める記事。
マスターは神戸・鈴蘭台の自宅から
通っていたのを初めて知った。
いい店だったな。
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