日曜日、本棚の整理をしていたら、
懷かしい本が奥から出てきて
思わず読みました。
吉田久美子さんという方が書かれた
その「チェブラーシカ配給日記」は
笑いと情熱と本気力にあふれていて
読み終わるといつも元気になる本です。
今でこそ人気のキャラクター、
当時はロシアでしか知られていない
「チェブラーシカ」を初めて見た
吉田さんは、このキャラに惚れ込み、
チェブラーシカを日本に広めるんだと
ばかり、会社を辞め、貯金、退職金を
すべて版権の買取に使います。
そして着々とチェブラーシカのファンを
日本で作っていくのですが、
利権がからむ魑魅魍魎とした
世界に巻き込まれていき・・・
しかし戦っていくのですね。
メジャーなキャラクターになった
チェブラーシカですが、
もしかしたら、この人が見つけて、
会社を辞め、借金をし、
人生を賭けなければ、
今ほど陽の目をみなかったかも・・・と
思ったりします。
軽い調子でおもしろいのですが、
本筋は業界の利権争いから
チェブラーシカを守るための
戦いの日記です。
そして、その志にいつも胸が
熱くなるのです。
本当に面白いのですが、
自費出版らしく、現在はオークションでしか
入手できません。
機会があればぜひ！
また、こちらではインタビューなどが掲載されています。
https://www.1101.com/cheb/01.html