伝えたいことと伝わること
夜行バスで札幌に戻ってきました。
ここのところ、北海道では台風続きでJRの特急列車が軒並み、運休。
そんな中、バスは安定の運行ですから、値段も安いし、便利です。
さて、昨日は内閣府、厚生労働省、道庁の方たちも含めて、10名以上の視察の方たちがやってきました。
この悪天候なので、来るのは難しいと思いきや、予定よりは少し遅れましたが、無事に到着。
1時半ほど対応をしました。
8年前に検討した「コミュニティハウス」の発想に近いものが制度化に向けて国が動き出したことを受けて、ピンポイントにこれまでの実践が注目されているです。
昨日、視察の方たちに説明をしてみて改めて、いろいろな実践やいろいろな人たちのストーリーの蓄積やつながりの中でいろいろなものごとが実現していったなぁと実感。
その細かい要素の一つひとつのどれをとっても、欠かすことができないので、説明をしていても時間がかかります。
いくら手短に伝えようとしても、とても端折れるものではありません。
もともと、にわかに注目されたことへの戸惑いもあるのですが、簡単には本質が伝えられないもどかしさも加わります。
しかも、私自身、現場を離れて久しく、何をどう伝えるべきなのか、なかなか確信が持てません。
人に何かを説明することは回数はかなりこなし、ずいぶんと慣れてきたと思いますが、実際のところ、やればやるほど自信や確信は揺らぎます。
おそらく、自分が伝えようと思ったことは往々にしてなかなか相手には伝わらず、別のことが伝わってしまうことが多いからだと思います。
でも、もともと伝えることと、伝わることは違って当たり前。
時間があれば、そのズレを修正したり、共有したりすることができますが、そういう機会がない中で、誰かに大切なことを伝えようとする作業は私にとっては結構つらいなぁと実感します。
さて、今日は札幌で午後まで仕事をしてから、旭川へ移動します。
今週は旭川で研修です。