運営の場づくり | 市民社会づくりの日々

運営の場づくり

いろいろと追われていて、ブログをお休みしていた週末。


今日はネットワークサロンの総会が行われました。


ちょっと前から「これは、本気で法人運営を手伝わないとやばい」と思い、覚悟をして手伝い始めていましたが、ばあちゃんが亡くなったり、書籍の原稿に追われていたりして、チェックがちょっと後手に回った結果、総会資料の確認作業がしっかりできませんでした(苦笑)。


誰かの仕事を後方支援するってけっこう難しいのですよ。


気持ちは、「言われなくてもやってくれ」と思うけど、言わないと進まないこともよくあるし、その葛藤がいつもあります。


普通、子育てでも「勉強しなさいって言わなくてやってくれればいいけど、言わないとやらないし」と悩むお母さんもいるかもしれませんが、私の場合は子育てにその葛藤は全くありませんでした。


というのも、子どもが勉強しなくても私には全く関係なく、100%子どもの問題なので、ぜんぜ~ん気にならないし、責任を負う必要がありません。(多くの親は気にするようですが、私の場合にはまったく気にならん)


でも、法人運営は私は理事であり、事務局顧問という責任があるので、「言わないで様子を見よう」「自主性を重んじて」というのも現実的に限界があります。


かといって、あまりに「あれをやって」「これもやって」と指示をしているとそれこそ自主性を阻むのでいつもそのバランスに苦しくなるのです。


これは事務局代表の現場を離れた2008年から続いている葛藤で、すでに8年もグダグダを私の中で一人勝手に悩んでいるテーマなのです。


今日、総会で今年は役員改選の年だったので、一人設立当初から理事をしてくれていたS谷さんが退任したことにより、気が付くと、設立当初からいる役員は私一人になりました。


同じところにとどまったり、誰かにあてにされたり、人よりも権限を持ったりすることが心から好きじゃない私は気持ちとしては「そろそろ、私もお役御免で」と思うのですが、なかなかうまくひくことができずにいます。


これも、自分がいたときに組織を大きくしてしまった責任があるのて、無責任に逃れることができないのはわかっています。


今年はこれまでより継続的にがっちりと、運営のスーパーバイズをして現場の運営力のアップと体制づくりを行います。


結局、今までは自分がいつまでも運営を手伝っているのなんて、かっこ悪いよなと思う気持ちがあって、結果として中途半端になっていたのです。


要するに中途半端は意味がないから、必要な分だけやれということです。


敵はいつでも、私の中の「いつまでも自分がこんなことするのはどうか?」という悪魔のささやきだけです(苦笑)。


悪魔はいつでもささやいていますが、負けないように頑張ります…


さて、明日は釧路で原稿執筆をしてから、夜に札幌に移動します。