人を頼るということ | キャリアカウンセラー 工藤 倫子のブログ ~RINKO KUDO~

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「夢をカタチに!」 私と一緒に夢を探しませんか?

最近の私は

ずいぶんと周りの方々に

迷惑をかけてばかりいます。



今に始まったことではありませんが、

「最近特に」です・・・(;^_^A。



でも、頼れる人がいるということ

人に頼れるようになったということを

嬉しくも思っています。




今から約9年ほど前

私は以前勤めていた会社を退職しました。



上の子を出産し、育児休暇を取得後

職場に復帰をしたのですが


その時の私は、毎日、毎日、

人に謝ってばかりいました。



当たり前のことですが、

保育園に通い始めの子どもというのは

よく病気をします。



それはもう、ありとあらゆる病気です。


その度に、保育園から呼び出しの電話がなり、

何度も入院もし・・・


小さな子どもを抱えて、仕事をしていくのは

とても大変なことでした。



会社の人に謝り

保育園の先生に謝り

元夫に謝り

親に謝り

子どもを見てもらっている友人に謝り



そして、熱がある子どもの側にいてやれない自分を責め、

子どもが寝静まると、子どもの寝顔を見ながら

子どもに謝っていました。




そんな時

「子どもは“ごめんね”と言われると

自分はかわいそうな子だと思って育つ」

という言葉を聞き



「人は頼ってもらうと、悪い気はしないものよ。」

と言って頂き



そうだ。

謝ってばかりじゃダメなんだと気づきました。



けれど、その時の私は

「私が働くことで、こんなにも沢山の人に

迷惑をかけるなんて・・・

働く意味があるのだろうか・・・」

と悩み、体調を崩したこともあり、

仕事を辞めてしまいました。




とても好きだった仕事でしたから

その喪失感はとても大きく、

子どもといられる喜びよりも

寂しさが大きかったことを覚えています。




その時の私には

人を頼る

人に甘える



ということが悪いことにしか思えず

ただただ、謝り、自分を責めてばかりいました。




今でも、自分のふがいなさに情けなくなることは

しょっちゅうですが、



でも、今は

人は誰にも迷惑をかけずに生きていくことは出来ないし


どんなに気を遣っても、誰にも嫌われず、誤解されずに

生きていくことも出来ないと思えるようになりました。




人に頼られることを、嬉しいと思ってくれる人がいる

力になりたいと言ってくれる人がいる



そんな人が周りにいるのなら

思い切って迷惑をかけてもいいのだと思う。



ひとりで抱え込み、苦しみ

絶望的になってしまうより、

誰かに「助けて下さい」と

言ってみてもいいのだと思う。



そして、お世話になったご恩を忘れずに

精一杯がんばれば


自分に出来ることを誰かに提供していけば


それでいいのだと思う。



ただし、誰かに頼る前にも後にも

ひとり苦しみ、もがき、孤独と戦う時間も

必要だとも思いますが・・・。




女性支援をしていると

「自分の思っていることが言えない。」

「人に迷惑をかけてはいけないと思っている。」


という方がとても多くて驚きます。

日本の女性は本当に奥ゆかしく、忍耐強い方が多いのですね。



そして、男性は女性以上に

「人を頼る」

ということが出来ずに、ひとりで抱え込んでしまう方も多いように思います。



でも、必要以上に「迷惑をかける」

ということに臆病にならなくてもいいと思います。




苦しい時には、周りの方に声をかけてみて下さい。

きっと、助けてくれる人がいます。


その人を信じて、迷惑をかけてみて下さい。


あなたが何かに本気なら、きっと助けてくれます。




自分と自分に関わってくれる人を信じて

どうぞ、前に進んで下さい。



それが、「生きてる」

ということではないでしょうか。




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