先程の「中学生の夢」
と同じシリーズの高校生版です。
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しかし、今、私には夢がない
17歳、高校3年生。
進路についてよく問われるようになった。
進路についての授業も多くなった。
進路説明会や三者面談など、将来のことを考える機会がとても増えた。
周りの友達に将来について問うと、答えが返ってくる。
具体的な夢じゃなくても、みんな自分のやりたいことを分かっている。
「将来の夢」に向かって、みんな進んでいる。
中学生の頃の私には、夢がたくさんあった。
高校3年生になって、夢を問われたとき、自分は絶対即答できる、
そう思っていた。
しかし今、私には夢がない。
中学生の頃に憧れ、思い描いていた夢は
現実味を帯びるにつれて消えていった。
将来の夢を問われる。
そのたびに、言葉がつまってしまう。
私にとって将来は遠すぎる。
いくら考えても答えは空白のままで、時間だけが過ぎていった。
焦り、不安になる。
周りと比べては泣きたくなる。
だけど決して諦めることだけはしたくない。
流され、妥協して、「何となく」の人生を歩むのだけは絶対に嫌だ。
答えが空白ということは、その分可能性があるということだ。
私は、自分に許される限りの可能性を使って、夢を見つけてみせる。
未来の私が笑っていられるように。
「いつか、胸を張って夢を言えるようになりたい」
これが、今の私にとっての精一杯の夢。
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これが多くの高校生の本音だと思う。
「夢を持ちたい」
皆そう思っている。
夢がない自分がふがいない。
だけど、いくら考えても分からない。
本当はやってみたいことはあるけれど、
今の自分には無理。
先生や親は
夢を持て
将来はどうするんだと聞くけれど
それが言えたら苦労はしない。
迷って、悩んで、つっぱって
多感な時期
自分の感情を持て余している
そんな高校生。
これからも応援していきたいな。
この子が言うように、
「答えが空白だということは、その分可能性があることだ」
って
伝えたい。
良いこと言うよね。
こういう感性を大切に伸ばしていってほしいな。
そして、私達大人に出来ること
考えていきたいですね。
夢を持ちにくい時代に生まれてきた子ども達に
私達が出来ること。
かっこよく生きることかな?。
それこそ、夢を語って
生き生きと
生きる姿を
見せてあげたいですね。
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