子育ての大誤解につづき、遺伝と環境についての題記の本を読みました。

 

 

 

 

一応、全部読みましたが、子育て中の親は、下巻の19章の子育ての章のみ読めばよいでしょう。比較的読みやすいです。前回紹介した子育ての大誤解同様、親の子育ては重要でないこと述べています。子育てについていろいろなことが言われますが、科学的根拠がないものが多い。一見、子育ての影響と見えるものも、遺伝で説明できることが殆ど。別々の環境で育った双子の研究のように遺伝の影響を制御し、家庭環境(子育て)の効果を調べると、その効果は殆どないとの結果となるらしい。育児の専門家が言っていることの殆どはでたらめとまで述べています。

では、環境の影響が無いかというとそうではなく、家庭環境以外の環境因子の影響はかなり大きく、殆どの特質では遺伝と同程度の影響があるとのこと。家庭環境以外の環境因子とは何かは明確ではなく、友達関係、地域社会文化かもしれない。ここが知りたいいところですが。

ただ、いずれにしても親の制御が及ばない環境であることは確かで、知ったところでどうにもならないのですが。

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