有名ワインからひも解くワインの世界① フランス ブルゴーニュ編 | ビストロ タンオタン オーナーシェフのブログ

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ワインはよくわからないけど、聞いたことある銘柄ってありますよね?

「シャブリ」とか「ドンペリ」とか「ロマネコンティ」とか

 

ソムリエの勉強をするまでは僕も「これ聞いたことあるなー」ぐらいでそのワインを詳しく知らないままでした。

 

名前だけ知っているワインから、ワインの知識を広めてみましょう。

そんないっぺんに頭に入らないでしょうから、簡単な解説に徹しようと思います。

気になったワインはググってください。

 

【シャブリ】

 

バブルの時代から辛口白ワインの代名詞として日本で大人気のシャブリ。

 

・産地 フランス ブルゴーニュ地方 シャブリ地区

・ぶどう品種 シャルドネ

 

石灰質の土壌がミネラル豊富ですっきりとした味わいをつくります。

ブルゴーニュの白といえばシャルドネ←覚えてください。(一部例外あり)

 

シャブリの格付け 上から

シャブリ グランクリュ(特級)→シャブリ プルミエクリュ(一級)→ シャブリ → プティ シャブリ

 

 

【ロマネコンティ】

 

 

1本100万円を超えることもある、超高級で有名な赤ワイン。

 

・産地 フランス ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区 ヴォーヌロマネ村 ロマネコンティ畑

・ぶどう品種 ピノ・ノワール

 

ブルゴーニュの赤といえばピノ・ノワール(テストに出ますよ~)

 

値段はワインのラベルに記載する範囲が狭くなるほど高くなります。

安い  地方名→地区名→村名→畑名  高い

 

範囲が狭いと収穫できるワインの量は少なくなるので希少性が高く、高値で取引されます。

畑名ワインの中でもロマネコンティは評価が高いのでさらに高価。

 

ちなみに生産者は「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ」略称「DRC」

ロマネコンティは単独所有畑なのでDRCが生産した物しかありません。

 

 

【ボジョレーヌーボー】

 

 

「100年に一度の出来」「50年に一度の出来」のキャッチコピーがたびたび出てくることで有名な赤ワイン。

毎年11月の第三木曜日に解禁され、日本が最速で飲めるということでメーカーの宣伝により人気がありました。←最近は下火

発音的には「ボージョレ」の方が本来のフランス語に近いので最近はボージョレ表記が多いです。

 

・産地 フランス ブルゴーニュ地方 ボージョレ地区

・ブドウ品種 ガメイ

 

「ヌーボー」とは新酒のこと。

解禁日に合わせて特殊な製法で急いで作るので味はイマイチなことが多く、「ボジョレー美味しくない」と言われがち。

 

そんな方には「ヌーボー」じゃないボージョレをぜひ飲んでいただきたい!

ガメイ本来のイチゴのようなチャーミングな風味が味わえます。

 

ちなみに

「ボージョレ・ヴィラージュ」は無印ボージョレより範囲が狭いので格上。

さらに格上「クリュ・ボージョレ」もあります。

 

 

ブルゴーニュ地方はフランス3大ワイン産地と言われる名産地。

他の二つはボルドーとシャンパーニュ。

なんか聞いたことありますよね?

 

次回はボルドー編

 

あ、ちなみに「バーガンディレッド」って車とか服の色であるじゃないですか。

バーガンディはブルゴーニュの英語読み

ブルゴーニュの熟成した赤ワインのように褐色がかった赤色を指します。

おしゃれな友人に得意げに話してみてください。 

嫌われても責任はもてませんが・・・