母の誕生日。 | 母の変貌のすべて

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果たしてこれは、認知症なのか?
人格が変わった母と戦う兄妹とその嫁と犬の日記。

 

 

今日は、東京にいた。

 

いろいろと用事を片付けて

今日が母の誕生日だったことを思い出したので

久しぶりに電話をかけてみた。

 

 

 

誕生日だろうが何だろうが、

ろくに挨拶もしないのはいつも通りだった。

 

『誕生日、おめでとう』

 

はい。

 

『いくつになったん?』

 

81や。

 

『元気でやってんのか?』

 

はい。

 

『ちゃんと食べてんのか?』

 

はい。

 

『じゃ、またな』

 

 

会話はこんな感じ。

 

 

 

特にボケがひどくなったような様子でもなかったので

もしかしたら僕が嫌われてるのかもしれんね。

 

別にいいけど。

 

 

 

それにしても、まだ81だったという事実に驚いた。

 

もうとっくに平均寿命なんて超えてるものだと思ってた。

 

感覚って、コワイ。

 

 

 

『元気そう』というには語弊がある感じだけど、

『相変わらない』というのがしっくりくるかな。

 

母は、生きていた。