2018年7月頃



「もうFさんを待つのは止めなきゃ」と思いながら、止められない私M。



ある朝、お気に入りの手作りの赤い髪留めを着けて、1時間程早く家を出た。


その髪留めはお気に入りだけれど、少し派手だからあまり使わない。


Fさんに初めて声を掛けた時も、その髪留めをしていた。




いつも通りスーパーの前に着いて、「今日も無理かな・・・」と考える。


20分程経った時、Fさんの会社のトラックが近付いてくるのが見えて、運転席に目を向けると・・・


「あれは・・・Fさん!?」



一気に鼓動が早くなった。