2018年5月頃



スーパーに納品する業者のFさんにファンレターを書こうと決めた私M。


私Mは、これまでもいろんな人を相手に匿名でファンレターを書いてきた。


もちろん、今回Fさんに出す手紙も匿名。


いつものように、書く内容を下書きして、可愛い便箋に書き写す。




数年前まで、何度か別のスーパーで見掛けていたこと、

とても丁寧な作業の様子に癒されて、元気をもらっていたこと、

2年程前に、そのスーパーを利用しなくなったこと、

今回、久々に遭遇して、思わず声を掛けてしまったこと、

数年前に、FさんとTさんのことを書いたお手紙を社長さま宛に出したこと、

直前に宝くじを買ったけれど、Fさんに会えたことで運を使い果たしたから、宝くじはきっと当たらない、それでも良いと思ったこと、


そんなことを書いた。


これは純粋なファンレター。


Fさんに対してもそうだし、万が一別の誰か、例えば夫Xに見られたとしても、ラブレターと勘違いされないよう、

その証として、Tさんの名前も書き込むことにした。



宝くじに関しては、Fさんにお会いできたことが、それだけ嬉しかったことを伝えたくて、付け加えた。