真夏日があったかと思うと、今度は一気に寒さに逆戻りという、春からジェットコースターに乗ったかのような陽気の変化の中、今年も又治郎の田植えが始まりました。
まずは眠っている種籾の目覚ましから!
30℃の温水に一晩浸すと種籾の端っこから鬼の角のような突起がムックリと。
そう目が覚めました!
そしたら今度は種蒔きの準備。
昨年までは旧宅の洗濯機の脱水機を使用して、簡単に脱水した種籾を乾かすために外にゴザを広げその上でお日様に当て乾かしていましたが、越してきた新築ではその手間も大変だし、それに作付面積が増えたお陰で種籾も増えたので、思い切って完全脱水する種籾専用脱水機を導入しました。
3~5分脱水するだけで、種籾を握って開いた手のひらに付くことなく「さらっと」と名前の通りの性能でした(^^)
そしていよいよ『昔ながらの魚沼産コシヒカリ』田植えです。
今年は脱水機だけではなく種蒔き機も新機種導入。
今までは空の苗箱に土を詰めて準備をしてからの種蒔きでしたが、今年から空の苗箱を並べ入れるだけで「土詰め」「灌水」「種蒔き」「土かけ」と一貫作業が出来ます。
下の写真手前からの順番で一貫作業
写真奥に見えるのが育苗器。
その中に棚積みしこの中でもスチームで30℃更なる芽出しを。
我が家では外に出してからの管理がしやすいように育苗器の中でほぼ緑化まで。
出した後すぐに水の入ったプールへ引っ越し出来るので、芽だし直後の微妙な気遣いが必要なく、お陰で過去に苗作りでの失敗は全くありません。
水管理が楽なプール育苗
田んぼの水が漏れないよう機械で畦塗り
まずは5月上旬こしいぶきからの田植え
そして5月の暖かい日に田植えした『昔ながらの魚沼産コシヒカリ』は?
田植え直後の葉の柔らかさ消え、シャキーン!と活着し順調に生育しています。
ところで各種資材の高騰は異次元の世界へ。
小分けサービスで使用している保湿タイプの専用紙米袋が昨年から3割以上の値上げも、6月から更に値上げだと。
各種肥料や農薬も大幅値上げで5割以上の値上げも。
又治郎では使う資材や作業も、秋の藁のすき込みから春の田打ち、水を張ってからの荒搔き、そして仕上げの代掻き、中干しの溝切り等々、手間に手抜きはなく、はたして特別栽培米1.95mm選別ブラド米をサービスはそのまま、このままのお値段で???
2023は挑戦の年となりそうです。
頑張ります!