◆◆◆くじょう みやび日録 第二期◆◆◆

 

東京・山種美術館の企画展、現在<犬派?猫派?―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで>です!(24/7/7まで)

 

ポスターは安定の可愛さの長沢芦雪<菊花子犬図>、そして山種美術館のアイコンともいえる竹内栖鳳<班猫>。

 

増して期待していたのは、円山応挙の犬! やっぱり可愛さで言えば応挙犬が一番!(芦雪はもうちょっとゆるくてキャラクター寄り、応挙はリアルな可愛さである)ちなみに中村芳中や神坂雪佳まで来ると、可愛いのだけど完全にデザイン画っぽいのよね。

 

 

今回、未知の画家さんの素敵な作品に出逢えました。

国司華子(くにし・はなこ)さんという方。なんか高貴そうなお名前……その姓にまさかと思ったら、長州藩家老の子孫という情報も?

 

今回は最後のほうに猫をモチーフにした3枚の絵が展示されていまして、いずれもそれぞれに気に入りました。特に<オチツケ!>は、ぼかしやかすれが印象的な墨画の屏風。こういう出逢いにときめきますね!

(ご存命の画家さんで、作品も作家蔵ですので掲載はしません。画集がいくつか出ているようでしたが、今回の展示作よりも前の発行の書籍なので、収録はされていないはず。企画展図録は判型が小さいので残念)

 

しかも国司さん、芸大の文化財修復の教授だとか……(ああ、あこがれの文化財修復……!)

 

さて、山種と言えば素通りできるはずもない和菓子です。

今回のラインナップ。

わたしのセレクト。

 

アップにすると、白い淡雪羹が犬型なのがわかりますかね。

 

連れのセレクト、あしあとが特にキュートです♡