◆◆◆くじょう みやび日録 第二期◆◆◆
連載中の『栄花物語』書写ですが、実はちょうど昨年末に終えています。おかげさまで全40巻、無事完遂です!
1か月1巻のペースで休みなく続けられたので、3年4か月ですね、われながら、よく頑張りました。(自画自賛)
清書した半懐紙 約100枚ほどを、和綴じ本に仕立てました。
これでようやく<わたしの栄花物語>が完成……!
◆手作り和綴じ本<わたしの栄花物語>
ひとまず写真をご覧あれ。
分量的に、上下二冊に分けました。
表紙は、和紙屋さんに足を運んで購入! 素敵な和紙を入手できて良かったです。最後に題箋を書いて貼り、完成しました。
最初の頁を開く。
下巻は「四条大納言」(もちろんわが藤原公任サマです!)の御文字から始まる!
最後の頁の文字は、「のこずゑは」。
締めくくりの内容は、(もちろん)藤原氏の栄華を称えています。
上下合わせた厚みはこんな感じ。薄い半懐紙ですがコピー用紙を一枚一枚挟んでいるので、結構な厚みが出ます(糸通すのにひと苦労)。
◆竟宴(?)を気取ってみました
「竟宴」とは、平安時代、書物の講読などが終わったときに宮中で開かれた祝宴です。本来は、書物などにちなんだ詩歌を詠み合います。
詩歌は伎倆的に困難(笑)なので、せめて積読の藤原氏ムックを読みながら完成を祝うことにしました!
こんなデコレーションアイス(アイスは市販)作ってみました。
チョコペンの文字は「栄花 了」
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さて、次はなにをしようかな。
ひとまず、まだ巻二十八までしか記事を上げていないので、最後までまとめていきたいと思います。