◆◆◆くじょう みやび日録 第二期◆◆◆
「50歳本」を読みました・第2弾。タイトルは『ほんとうの定年後』。
50歳本とは銘打っていないけれど、50代前半が仕事について最も思い悩む時期だそうで(本書より)、また定年前に読まないと意味がないとは言わないがもったいない本でした。
本書は、輝かしいキャリアの高齢者を列挙して一般人を萎えさせるようなよくある書籍(笑)とは異なり、ごく普通の人々のデータを検討しているので、好感が持てました。
副題は「「小さな仕事」が日本社会を救う」。
「小さな仕事」の例に挙がるのが、コンビニ店員とかドライバーとか、自分には難しいとか高齢ドライバーってどうなのよ問題とか、具体的には難がありつつも(それは個々のケース違いますしね)、
自分に合った「小さな仕事」とはなんだろう?
と考え、できれば準備をしておくことが重要と思いました。
ことに強調されていたのは、「地域社会への貢献」です。
確かにこの視点は、一般的な会社勤務の現役サラリーマンには難しいですよね。定年前後から関心の領域は、仕事から家庭・家族、芸術・趣味・スポーツ、地域・社会活動へと移行(もしくは拡大)していくとか。
思い出したのは、趣味ジャンルのリスクヘッジについての、前回の記事(老後やりたいことリスト)。仕事も同じだなあと。
社会に出てからいままで、会社は変わっても業界は同じで職種も代わり映えなし。趣味と同じで、仕事にもバリエーションがありません!
老後になったら自然とドラスティックに変わる(!)なんて魔法があるわけもなく、自力で切り拓いていかねばならないところ。
まさに、今年の書初めのとおりなのです。
「破」
高齢になるほど高まる仕事への価値観は
①他者への貢献
②体を動かすこと
なんだそうです……自分の現状からは隔絶しているな……
これが(データが提示されているとはいえ)本当かわからないし、果たして自分にも当てはまるかわからない。しかし頭の片隅に置きつつ。
<老後までにやらねばリスト>しっかり考えるつもりです。