◆◆◆くじょう みやび日録 第二期◆◆◆

 

長らく言われていたと思うのですが、ようやく「日本書道」がユネスコ無形文化遺産の提案候補に選定されたとか。昨年末のニュースでした。2026年にユネスコでの登録審議がされる予定とか。

 

 

ユネスコの無形文化遺産(無形文化遺産保護条約)は、いわゆる「世界遺産」(世界遺産条約、1972年採択)よりずっと後、2003年にユネスコ総会にて採択されました。世界3番目の締約国の日本からは、「能楽」など現在22件の遺産が登録(代表一覧表に記載、という)されています。

 

ちなみにかの藤原道長『御堂関白記』は、「世界の記憶」という、これまた別のユネスコ事業にあたります(1992年開始、95年より実施)。

 

 

「書道」関連でユネスコの無形文化遺産となっているのは、

中国(2009)以下、モンゴル(2013)、アラビア数か国、トルコ、イラン(すべて2021)。

 

アラビア書道の美しさは、東京国立博物館で触れたことがあり、感動しました。アラビア書道はアッラーの言葉を表現するもの。

アラビア書道に魅せられて(過去記事)→

 

個人の自由な表現を追求した日本の書道は、また別の良さがあります。

『糟色紙』藤原定信筆 『西本願寺本三十六人家集』「順集切」

 

自分の趣味のひとつである日本の書道が世界に認められるのは、やはり楽しみではあります。