◆◆◆くじょう みやび日録 第二期◆◆◆
『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』を読みました!
◆みんなのクスリと笑える間違い
図書館で実際にあった間違いを集めた一冊。
とはいえ、人様の間違いを笑うだけの本ではないと思いました。
①勘違いQ→回答Aが頁をめくって見える項目が多いので、ちょっとした書名当てクイズにもなって楽しい。
②たくさんの本が紹介されているので、新たな読みたい本との出会いもあるかも。
なにより一番は……
◆図書館のレファレンスサービスについて
福井県立図書館の司書さんによる本書には、司書の大事な業務「レファレンス」について広く知らしめるという目的があります。
レファレンスサービスとは、探している資料の案内や場合によっては機関の紹介など、利用者の質問に回答する業務のこと。あまり認知されていない(もしくは利用されていない)このサービスについて、一般にもっと知って活用してほしい、という思いから生まれた本ということでした。
レファレンス業務についてはもちろん、Googleなどとは異なる図書館検索独特のコツも巻末に載っていて役にも立ちます。
◆ここで自分の恥ずかしい間違いも省みる
表題の「100万回死んだねこ」、正しくは「100万回生きたねこ」。
わたしのツボは、以下あたりかな?
①「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」
→正「ねじまき鳥クロニクル」
②「へのかっぱみたいな名前の作家」
→正「妹尾河童(せのおかっぱ)」
自分も結構な勘違いゆえ、笑いを提供する間違いは多々ありそうです。ちょっとパッとは浮かばなかったのですが、歌詞ならよく間違えます。
桃太郎さんの2番とか。キビ団子を欲しがる犬たちに、団子をエサに鬼征伐の供を要求する(←言い方)展開ですが、わたしにかかると
♪あ~りがっとさんありがっとさん
になってしまい、早速団子をもらって食べてしまいました。
実際つゆとも疑わず歌いだしたものだから、爆笑されてしまいました……確かに、これじゃ鬼征伐が始まりませんね……(笑)
写真は江口夏実『鬼灯の冷徹』の桃太郎さんたち。平和そう。