【妹ブログ】藤原氏と古代史推進委員会 更新情報
承香殿女御の完結編です。
前回は、全体的に「承香殿とは?」というお話でしたが、
承香殿女御・前編 (古代史推進委員会)
ざっくり内容:承香殿に入る女性は、影が薄い?
今回は、代表的な(有名な)承香殿女御さまを3人ほどとりあげ、紹介してみました。
まずは、「徽子女王」。
こちらは最近特集したひとで、「斎宮女御」と呼ばれた村上朝の女御です。
次に、「藤原元子」。
一条天皇の女御ですが、妊娠したと思ったら生まれたのは水だけだった、と伝えられている不運なひとです。
先にもあとにも「承香殿女御」は幾人かいますが、最後はこのひとを選びました。
ヒントは……
「西本願寺三十六人家集」です!
美しい料紙が特徴とされる平安末期の装飾写本で、写真のおもな技法は小学校の時に図工でやった「マーブリング」ですね(「墨流し」といいます)。
白河法皇六十の賀に献上された説が濃厚なのだそうです。
そして、この承香殿女御さまが制作に携わったといわれているのです。
上の写真は、彼女の手蹟といわれています。
そんな教養にあふれた文化の薫り高い女性の名は?
承香殿女御・後編 (完結編) (古代史推進委員会)