毎日文化センターの菅野俊輔先生の古文書講座に通っています。

隔週で1回2時間です。



■本日のメニュー


『東路日記』…小田宅子著、天保12年。京都

『おくの細道』(芭蕉自筆本)

『近世紀聞』巻の三(安政6-文久2)*

『諸事留』(大嶋家文書)


* 本日の注目

明治初期の筆写本ですが、それほど読みにくくはありません。たまに迷う字はありますが。

この「巻の三」は安政6年から文久2年の歴史を叙述しています。明治の初めという時期から見た幕末の歴史。幕末好きの人には面白いかもしれません。



くじょう みやび日録-近世紀聞
1行目に「水戸老侯」、3行目に「土州侍従 豊信」、4行目に「宇和嶋侍従 宗城」などの名が見えます。それぞれ、水戸(徳川)斉昭、山内豊信(容堂)、伊達宗城のことです。

うしろから2行目、「彦根中将」の名も見えます。井伊直弼をあらわしています。

前行終わりから、「偏に彦根中将の我意に出たる事と沙汰して衆人憎みあへりとぞ」と記述されています。