どうやら、福島復興プロジェクトということらしいです。そういうテもあるか、NHK!
そうなると、会津で過ごした、戊辰戦争をふくむ前半生も力を入れて描かれるということになりますね。
新島八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八の娘で、戊辰戦争の会津籠城戦では、男装・断髪で銃を持ち、戦ったことで有名です。
のちに上洛し、未来の夫となる新島襄に出会います。新島襄は、同志社の創立者として有名な、洋行帰りの紳士。同志社は、キリスト精神に基づいた方針を打ち出していました。
また、襄は、レディーファーストな男。そこへもってきて、男勝りの烈しい八重を妻に迎えた……二人の関係は、八重が夫を「襄」と呼び捨てにし、車にも先に乗り込んだことから、当時の人々の非難を受けます。しかし、襄は、「彼女は決して外見の美しい女性ではないけど、生き方を尊敬しているんだ」と言い、周囲の声には耳を傾けなかったといいます。
男装・断髪で銃を持ち戦い、維新の世には夫を呼び捨てにする女。誰が演じるのか楽しみです。会津の有名人には、ほかにも藩祖・保科正之を筆頭に多くあると思いますが、八重をもってきたのは、やはり“元気”を与えるためなのでしょうかね。なかなかうれしい企画だと思います。
八重といえば、「日本史サスペンス劇場」とかいうバラエティー(番組名うろ覚え)で、森三中の大島美幸さんが演じていました。最初「えっ?」と思ったんだけど、意外にハマり役で(髪型もあんなだし)、好印象だったことを覚えています。
それから、たぶん4月号あたりの「ORBIS」の宣伝小冊子『hinami』で、採り上げられていたと思います。4月号というのは、手元にないので確証はありませんが、つい最近だったと記憶しています。<時代を生きた女たち>という植松三十里さんの連載です。わかりやすく簡単に女性たちの生涯がまとめられていて、毎号楽しみにしています。最新号(6月)が山崎富栄、前号(5月)が勝順子でしたので、その前あたりだったんじゃないかな……。