美貌の女帝 』で元正女帝を描き私を夢中にさせた永井さんですが、女性側から歴史をたくさんみせてくれています。


「女性もの」としてまとめてみましたが、女性主人公の小説にありがちな、感傷に走りすぎて政治の流れから外れるようなことはなく、歴史小説として楽しめ、知識欲や探究心も満たしてくれます。

(もちろん、主人公の女性や周りの男女の人物像も、生き生きとしてみな魅力的です)



■平清盛の妻(平時子)

1 波のかたみ―清盛の妻
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4122015855



■北条政子(源頼朝の妻)

2 北条政子
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=416720021X



■日野富子(足利義政の妻)

3 銀の館 (文春文庫) 上・下
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4167200139



■今川義元の母(寿桂尼)

4 姫の戦国 (文春文庫) 上・下
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4167200368



■お市の方(織田信長の妹)

5 流星―お市の方 (文春文庫) 上・下
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4167200104



■細川ガラシヤ(明智光秀の娘)

6 朱なる十字架
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4167200422



■毛利元就の妻

7 山霧―毛利元就の妻 (文春文庫) 上・下

http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4167200325



■北政所(高台院、豊臣秀吉の妻)

8 王者の妻
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=B000J8PFV2



■崇源院(江、徳川秀忠の妻・お市の娘)

9 乱紋 (文春文庫) 上・下
http://mediamarker.net/u/n-kujoh/?asin=4167200074



いずれも面白いのですが、

意外性があって興味深かったのは4、

三姉妹の底意地の悪さがやたらと「深い」9は印象的。

8は私の秀吉嫌いを決定づけた小説だと思う。