お散歩ナビゲーター小島信康です。
今回は只今開催中の東京お散歩教室「リバイバル 豊洲~月島散歩」の初日の様子を簡単にご紹介します。
出発は豊洲駅から。
まずは、旧晴海鉄道橋を見に。
旧晴海鉄道橋は、江東区豊洲と中央区晴海にある、かつて晴海埠頭まで延びていた東京都港湾局の貨物専用線の廃線跡。
もとは東京港で積み降ろされた貨物を越中島貨物駅まで運んでいた貨物線で、路線は平成元年(1989)に廃止。
「晴海橋梁」(旧晴海鉄道橋)は、昭和32年(1957)に架けられた鉄橋で、廃線後、長い間放置されていましたが、東京港のランドマークとして遊歩道化が決定し、現在、橋の耐震補強工事が行われています。
旧晴海鉄道橋の様子を見た後は、春海橋公園へ。
春海橋公園は、江東区豊洲2丁目に所在する、「アーバンドックららぽーと豊洲」、「江東区立豊洲公園」、「がすてなーにガスの科学館」等と一体的に開発されてできた晴海運河に面した海上公園。
管理は東京港埠頭(株)が行っています。
春海橋公園を真っ直ぐ進んで、メモリアルドックへ。
メモリアルドックは、「アーバンドックららぽーと豊洲」の敷地の一部で、現在は東京都観光汽船の水上バス乗り場や広場として使われています。
旧石川島播磨重工業時代の造船ドックが水上バスの発着場となり、高さ25mを超えるハンマーヘッドクレーンがモニュメントクレーンとなって残されており、臨海部を望む新しい夜景スポットにもなっています。
メモリアルドックの次は、豊洲公園へ。
豊洲公園は、江東区豊洲に所在する、豊洲ふ頭内公園(豊洲公園、豊洲ぐるり公園、豊洲六丁目公園、豊洲六丁目第二公園)を構成する公園の一つ。
アーバンドックららぽーと豊洲の隣に位置し、芝生広場、こども広場、じゃぶじゃぶ池などの他、造船工場だった頃に使われていた錨や錘を産業遺構として設置した「花木とモニュメント広場」があります。
豊洲公園の次は、がすてなーに ガスの科学館へ。
途中、豊洲ポンプ所のトリックアートをチェック。
がすてなーに ガスの科学館は、江東区豊洲6丁目に所在する、東京ガスネットワーク(株)が運営する、ガスの役割や特長を学べる参加・体験型の科学館。
愛称は「ガスって何?」をもじった「がすてなーに」で、館内は各展示ゾーンを巡ることで、エネルギーやガスについて楽しく学習できるようになっています。
旧館閉館後、「がすてなーに ガスの科学館」として、この地に開館したのが、平成18年(2006)。
令和元年(2019)10月1日にリニューアルオープンをしました。
また広大な景色が見渡せる「屋上ひろば」は、地球の半径のおよそ2万分の1の半径で弧を描いたもので、地球の丸さを体感することができます。
屋上ひろばからの眺め。
風に吹かれながら晴海運河が見渡せて、気持ちいいです。
がすてなーに ガスの科学館の次は、豊洲ぐるり公園の一部分を通過。
豊洲ぐるり公園は、江東区豊洲に所在する、豊洲ふ頭内公園(豊洲公園、豊洲ぐるり公園、豊洲六丁目公園、豊洲六丁目第二公園)を構成する公園の一つ。
豊洲ふ頭先端から東電堀まで、豊洲市場の周りをぐるりとまわった全長4.5kmの園路で、散歩やランニング、釣り等を楽しむことができます。
約15.2haという広大な面積を誇り、先端部ではレインボーブリッジを一望できます。
豊洲ぐるり公園の次は、晴海大橋へ。
晴海大橋は、中央区晴海3丁目と江東区豊洲6丁目を結ぶ、晴海運河に架かる道路橋。
開通は平成18年(2006)3月で、橋長は580m、最頂地点での海面までの高さは24.2mあります。
レインボーブリッジがほぼ真横から見えるスポットでもあり、橋上には展望スペースも設置。
また中央部は、首都高速10号晴海線が通っています。
橋上から晴海運河をチェック。
遠くに東京スカイツリーも見えます。
初日は晴海大橋の展望スペースで記念写真。
皆さん、撮影ご協力有難うございました。
晴海大橋を渡り切った後は、晴海臨海公園へ。
晴海臨海公園は、中央区晴海2丁目、春海橋から晴海大橋にかけての水域に面して、平成24年(2012)4月に開園した区立公園。
面積は約38,544㎡で、運河を一望できる全長約600mの水辺テラス、芝生広場、天然芝・人工芝敷きの運動広場(少年野球場)などの他、中央区まちかど展示館の一つに数えられる「ふるさと晴海資料展示館」を設置。
ガラス越しに町会の神輿3点セット(大人神輿、子供神輿、山車)などを見ることができます。
晴海臨海公園の次は、晴海トリトンスクエアへ。
晴海トリトンスクエアは、中央区晴海1丁目にある、3棟のオフィスビルを中核とした複合商業施設と住居群。
「食・遊・住の美しい調和」をコンセプトに、日本住宅公団の晴海高層アパートなどがあった場所を再開発して、平成13年(2001)4月にオープン。
商業施設部分は、住商アーバン開発(株)が運営しており、総敷地面積は約10万㎡あります。
晴海トリトンスクエアの次は、トリトンブリッジへ。
トリトンブリッジは、黎明橋と平行して朝潮運河に平成13年(2001)に架けられた動く人道橋。
運河に架けられた世界初の動く人道橋で、全長は94mあります。
トリトンブリッジを渡った後は、月島川の情緒ある水辺の景観を見て、月島西仲通り商店街へ。
月島西仲通り商店街は、通称「月島もんじゃストリート」と呼ばれる、月島を代表する観光スポット。
50軒以上もの「もんじゃ焼き」の店が集まって、個性的なトッピングと味を競い合っています。
商店街に入ったところで、まずは、月島観音へ。
月島観音は、中央区月島3丁目に祀られている、正式名を「信州善光寺別院本誓殿 月島開運観世音」と称する月島の観音様。
由緒は、昭和26年(1951)、地元の篤志家の呼びかけによって観音堂が建立され、善光寺より、一光三尊善光寺如来像と開運観世音菩薩像を安置したのが始まりで、平成13年(2001)、再開発によって建てられた現在のビル(サングランパ)内に移設。
参詣すると運が開け、あらゆる願いが成就するといわれ、なかでも特に、失せものが見つかることと、病気平癒に極めて霊験があらたかだそうです。
月島観音をお参りした後は、西仲通地域安全センターをチェック。
西仲通地域安全センターは、中央区月島3丁目にある、もと「西仲通交番」。
大正15年(1926)竣工の東京に現存する最も古い交番だった建物で、平成19年(2007)3月をもって、交番としての役目を終え、現在は地域安全活動の拠点や各種ボランティア活動などの交流場所として、警察官OBなどが中心となって勤務する「地域安全センター」に変わっています。
西仲通地域安全センターの外観を見学後、焼き立てメロンパンが有名な「月島久栄」さんに立ち寄り。
お土産にしたり、その場で召し上がるメンバーさんも…。
続いて、月島もんじゃストリート総合案内所に行って、お土産を物色。
こんなふうにあちこち巡って、月島駅でお散歩は終了。
その後は、大半の方が残って、月島もんじゃストリートにある「もんじゃ麦 西仲店」さんで打ち上げ懇親会を開催。
各テーブルで、もんじゃ焼きを中心に、お好み焼きや鉄板焼き、焼きそばなどを注文。
満腹になったところで解散となりました。
ご参加くださいました皆様、誠に有難うございました。
それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
東京お散歩教室