祖師ヶ谷大蔵~用賀散歩 5月1日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

お散歩ナビゲーター小島信康です。

 

今回は只今開催中の「第157回 祖師ヶ谷大蔵~用賀散歩」の初日の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は祖師ヶ谷大蔵駅から。

 

 

まずは、フロレスタ祖師谷大蔵駅前店でおやつを購入し、ウルトラマンシンボル像へ。

 

 

ウルトラマンシンボル像は、世田谷区祖師谷1丁目、祖師ヶ谷大蔵駅前広場に立つモニュメント像。

平成17年(2005)4月にウルトラマン商店街が誕生し、その後、ウルトラまちづくりの会を中心に建設計画が進められ、平成18年(2006)3月19日に除幕式が行われました。

なぜ、祖師ヶ谷大蔵にウルトラマンかというと、駅から祖師谷通りを南下した場所に円谷プロダクションの旧本社があったからです。

 

ウルトラマンシンボル像の次は、カネゴン像へ。

 

 

カネゴン像は、世田谷区祖師谷3丁目、祖師谷ふれあいセンターの入り口前にあるモニュメント像。

カネゴンは、空想特撮シリーズ一作目のテレビドラマ『ウルトラQ』(昭和41年放送)に登場した、ウルトラシリーズの中でも知名度が高い怪獣。

平成31年(2019)2月3日にウルトラマン商店街の新モニュメントとしてお披露目されました。

 

 

そして、商店街の入り口で飛んでいるゾフィーの像を見て、西山野稲荷神社へ。

 

 

西山野稲荷神社は、世田谷区砧6丁目に鎮座する、倉稲魂命が御祭神と思われる稲荷神社。

由緒は不明ですが、商売繁盛、五穀豊穣の神様として、地域で崇敬を集めてきた神様で、境内には世田谷区名木百選に選ばれたヤブツバキ(ツバキ科ツバキ属の高木)が立っています。

 

西山野稲荷神社の次は、三峯神社へ。

 

 

三峯神社は、世田谷区砧4丁目に鎮座する、伊弉諾尊と伊弉冉尊を御祭神として祀る神社。

江戸時代、三峯山(秩父)より、この地に分祀されたもので、このころより三峯講中を組織し、代参を行い、安政7年(1860)に三峯山に参籠・寄進した記録があります。

境内は昭和29年(1954)に拡張が行われ、昭和37年(1962)には社殿の大改築を実施。

なお、三峯神社では狼が神のお使いとして敬われています。

 

 

三峯神社をお参りした後は、NHK放送技術研究所前の広場でおやつタイム。

 

おやつタイムの後は、横根稲荷神社へ。

 

 

横根稲荷神社は、世田谷区大蔵1丁目に鎮座する、豊受姫命と宇迦之御魂神を祀る稲荷神社。

創建年代は不詳ですが、古くから横根村の鎮守社であったといい、「三本杉横根のお稲荷様」と尊称され、稲荷講を中心に信仰を集めてきました。

社殿は永い年月により、老朽化が進んだことで、改築工事が行われ、平成2年(1990)11月24日に遷座祭が執り行われました。

 

 

横根稲荷神社をお参りした後は、神社の隣にある大蔵ひまわり緑地に寄って、お花畑を観賞。

 

続いて、砧公園へ。

 

 

砧公園では、まずバードサンクチュアリに行って、観察用の窓から野鳥を探したのですが、あいにく野鳥はみつけられませんでした。

 

 

その代わり、そばに整備の行き届いた花壇があったので、再びお花を観賞。

 

 

砧公園は、世田谷区に所在する、昭和32年(1957)4月1日に開園した面積約391,777㎡(平成27年7月1日現在)ある都立公園。

前身は紀元2600年記念事業として都市計画決定された大緑地で、戦時中は防空緑地、戦後は都営のゴルフ場として開放。

当初の造成テーマは、「家族ぐるみで楽しめる公園」で、この基本計画に沿って、自然の地形を活かし、芝生の広場と樹林で構成されるファミリーパーク区域と運動施設区域とに整備。

また、園内を谷戸川が南北に貫流しており、一番上流には吊り橋が架かっています。

 

 

園内にあるバラ園。

ちょうど見ごろを迎えていて、しばしバラを観賞。

あわせて記念写真も撮らせていただきました。

 

砧公園の次は、用賀プロムナードへ。

 

 

用賀プロムナードは、用賀駅北口から砧公園まで続く、「いらかみち」(いらか=甍)の愛称で親しまれている遊歩道。

「自由な空間であること」、「五感に訴える空間であること」、「日本の道であること」といったコンセプトのもと、日本を代表する建築家ユニット「象設計集団」が設計・デザインを行い、昭和61年(1986)に竣工。

敷き詰められた様々なデザインの淡路瓦には、百人一首の和歌が刻まれているほか、各所にオブジェが配され、駅から美術館への導入路としての役割を果たしています。

 

用賀プロムナードの次は、用賀神社へ。

 

 

用賀神社は、世田谷区用賀2丁目に鎮座する、天照皇大神・応神天皇・菅原道真ほか数柱を祀る神社。

創建年代は不詳ですが、元は神明社で、旧用賀村に鎮座していた複数の神社を合祀したといわれています。

また、合祀社である宇佐神社(八幡神社)は、天正年間(1573~1592)に鶴岡八幡宮より勧請されたと伝わり、明治5年(1872)に村社に列格。

明治41年(1908)8月、当地にあった天祖神社(神明社より改称)に八幡神社が合祀され、併せて天神社、巌島神社、稲荷神社、山際神社も合祀。

同年11月、地名を採って社号が「用賀神社」に改められました。

境内は、尾州檜を調達して昭和51年(1976)5月に竣工した、神明造の重厚な社殿があるほか、境内社として稲荷神社が祀られています。

 

こんなふうにあちこちご案内して、用賀駅でお散歩は終了。

 

 

その後、ファミレスで短時間のマスク懇親会を開いて、解散となりました。

 

ご参加くださいました皆様、誠に有難うございました。

 

それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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