町屋~南千住散歩 10月11日(水) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

お散歩ナビゲーター 小島信康です。

 

今回は10月11日(水)に開催しました東京お散歩教室

「第108回 町屋~南千住散歩」の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は町屋駅から。

 

まずは、吉村昭記念文学館へ。

 

 

途中、下町の雰囲気満点の銭湯「野崎浴場」の前を通過。

 

 

吉村昭記念文学館は、『戦艦武蔵』『三陸海岸大津波』『ポーツマスの旗』などで知られる

荒川区出身の小説家・吉村昭の記念館。

荒川区荒川2丁目に今年オープンした「ゆいの森あらかわ」内にあり

館内には吉村作品に関する資料の他、復元された書斎などが展示されています。

(館内撮影不可)

 

吉村昭記念文学館の次は、荒川自然公園へ。

 

 

荒川自然公園は、荒川区荒川8丁目に所在する、面積約61,068㎡を有する区立公園。

三河島水再生センターの上に人工地盤を造って

昭和49年(1974)4月に開設(3期に分けて造成)された公園で

園内には、アスレチック広場、水辺広場、野草園、昆虫観察園

テニスコート、野球場、児童公園、プール、芝生広場、交通園などがあります。

 

荒川自然公園の次は、中島弁財天へ。

 

 

中島弁財天は、荒川区南千住1丁目に安置されている弁財天。

もとは、大正時代創業で東日本大震災で配管等に甚大な被害が出て

平成24年1月に閉業した「弁天湯」の女湯の脱衣場の中庭に置かれていたもの。

開運、商売繁盛、芸術、財運、延寿の神として信仰されています。

 

中島弁財天の次は、ジョイフル三の輪へ。

 

 

ジョイフル三の輪は、荒川区南千住1丁目にある商店街。

都電荒川線と平行して一直線に伸びる約400mの全蓋式アーケードが特徴で

加盟店は130店以上あり、三の輪銀座商店街振興組合が運営・管理を行っています。

 

 

ジョイフル三の輪で、おやつタイム。

人気店「とりふじ」でお惣菜を買って、みんなで頬張りました。

 

ジョイフル三の輪の次は、都電荒川線三ノ輪橋停留場へ。

 

 

都電荒川線三ノ輪橋停留場は、都電荒川線の始発・終着停留場。

関東の駅百選の一つで、平成19年に昭和30年頃をイメージしたレトロ調のデザインに改修され

懐かしいホーロー看板も見ることができます。

 

都電荒川線三ノ輪橋停留場の次は、円通寺へ。

 

 

円通寺は、荒川区南千住1丁目にある、聖観世音菩薩を本尊として祀る曹洞宗の寺院。

開創は延暦10年(791)、坂上田村麻呂によるものといわれ

後に源義家が奥州を鎮定したとき、討ち取った48の首を寺域内に埋めて塚を築いたことから

この辺りは「小塚原」と呼ばれるようになりました。

また、境内には、「彰義隊士の墓」や明治40年(1907)に移築された「旧上野の黒門」などがあり

幕末好きが訪れる歴史スポットとしても知られています。

 

円通寺の次は、旧千住製絨所煉瓦塀へ。

 

 

途中、荒川区南千住6丁目にある「青木屋」に立ち寄り。

青木屋は、大きなコッペパンにコロッケやメンチカツを挟んだ

ジャンボパンでお馴染みの有名なパン屋さん。

早い時間に売り切れてしまうため、これまで買えずにいたのですが

この日はゲットすることができました!

 

 

旧千住製絨所煉瓦塀は、荒川区南千住6丁目にある産業遺構で、区登録有形文化財(歴史資料)。

明治12年(1879)に操業を開始した官営工場「千住製絨所」の敷地を取り囲んでいた東側の塀で

建設年代は、明治44年(1911)から大正3年(1914)頃と推定。

塀の長さは、北側が9.9m、南側が8.4mあり

正門の袖柱の一部と塀を保護するために設けられた車止めの一部が残されています。

 

旧千住製絨所煉瓦塀の次は、荒川ふるさと文化館へ。

 

 

荒川ふるさと文化館は、荒川区南千住6丁目に所在する郷土資料館。

平成10年5月1日に「郷土の歴史・文化を楽しみながら学び、探求する場」としてオープン。

荒川に関する考古・歴史・民俗資料を荒川の通史に基づいて展示しています。

(館内は記念撮影コーナー以外、撮影不可)

 

荒川ふるさと文化館の次は、素盞雄神社へ。

 

 

素盞雄神社は、荒川区南千住6丁目に鎮座する、素盞雄大神と飛鳥大神を御祭神として祀る

荒川区南千住・三河島(現・荒川)・町屋から台東区三ノ輪まで、61町の氏子区域をもつ総鎮守。

由緒は、延暦14年(795)4月8日の夜に瑞光石に姿を現した

素盞雄大神と飛鳥大神の御神託を受けた黒珍が一祠を建てて祀ったのが起源といい

その後、それぞれの社殿が造営され

6月3日に素盞雄大神、9月15日に飛鳥大神の御神霊が遷されたことから

4月8日に「疫神祭」、6月3日に「天王祭」、9月15日に「飛鳥祭」といった祭礼日が定まりました。

以来、二柱別々の社殿に祀られていましたが、享保3年(1718)に両社が焼失したため

享保12年(1727)、新たに瑞光殿を造営し合祀。

境内には、戦災焼失を免れた本殿、戦後再建された荘厳な拝殿

二神が降臨した瑞光石、富士塚、大銀杏、芭蕉碑、複数ある境内社など

お参りや見学したいスポットが数多くあります。

 

素盞雄神社の次は、天王公園へ。

 

 

この日は、天王公園で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。

 

天王公園の次は、日枝神社へ。

 

 

途中、隅田川に架かる東京電力の送電橋「荒川専用橋」と

昭和2年(1927)に架け替えられた、現存最古のブレースドリブタイドアーチ橋となる

「千住大橋」をチェック。

 

 

日枝神社は、荒川区南千住7丁目に鎮座する、大山咋神を御祭神として祀る神社。

江戸時代は山王社と呼ばれた旧中村町(千住宿)の鎮守で

創建は正和5年(1316)といわれています。

また、社の入り口にある小祠は、歯神・清兵衛を祀ったもので

これは、どこかの藩士・清兵衛が虫歯の痛みに耐えかね

大名行列から外れてしまった責任で切腹し、遺言によってその霊を祀ったもの。

俗に「山王清兵衛」と呼ばれ、歯痛に悩む者が祈願して効き目があれば

錨をくわえた女性の絵馬を奉納する慣わしになっています。

 

 

こんなふうにあちこちご案内して、最後に南千住駅西口ロータリーに立つ

「矢立初めの地あらかわ」のシンボルとして建立された松尾芭蕉像を見て

お散歩は終了。

 

 

そして、ご希望されたメンバーさんとファミレスでお茶をして、解散となりました。

 

皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。

 

それでは、次回もどうぞよろしくお願い致します。

 

東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com