苦手な趣味人 | 東京散歩道

東京散歩道

「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

お散歩ナビゲーター 小島信康です。

 

今回もいつもと違った記事です。

 

私は趣味を仕事にしているので、いわゆる趣味人・愛好家といった方々には

敬愛の念を抱いていますし、まわりに尊敬できる人もたくさんいます。

 

そんな愛してやまない人々の中で、唯一苦手な人たちがいます。

 

それは、“有難迷惑な”歴史愛好家のおじさん。

 

どういうことかと申しますと

よく観光地や有名な史跡、寺社などで

人がよさそうな人や若い女性に近づいてきては

キャッチみたいにまとわりついて、勝手に薀蓄を語り始める歴史おじさん。

(現地の公式ガイドではなく、勝手にやっている人。殆どが、おじさん)

 

あれ、お散歩教室のツアー中も、よくつかまるのですが

正直、とても迷惑。

 

もちろん、私だって、その土地についていろいろ学びたいし

ツアー中、プロのガイドさんに解説を依頼することもあるので

全部がダメと申しているわけではありません。

 

私が苦手としているのは、そういう正式なガイドさんではなく

「私、こういう者でありますが、この土地について勉強しております。

よろしければ、ご説明させていただけませんか」といった挨拶もなく

いきなり薀蓄を語り始める、常識がない人たちのこと。

 

思い浮かべていただければ、「なるほど、確かに!」となると思うのですが

他の趣味人の方々

例えば、鉄道愛好家の人たちは、ホームに珍しい列車が入線したからといって

見ず知らずの人に

「あの電車は○○系といって、今では非常に貴重な車両なんです!」

なんて、話しかけてきたりとかしません。

 

映画ファンだって、映画館で面識のない人に

「この映画の監督○○は、他にもこんな映画を撮っていて…」

なんて、突然熱く語り出したりはしません。

 

私は絵を見るのが好きで、一時期美術館巡りに夢中だったことがありますが

作品鑑賞中、知らない人から解説を受けたことなど、一度もないです。

 

なのに、なのにです(笑)

なんで、ああも歴史愛好家のおじさんたちは

キャッチのようにまとわりついてきては、熱弁をふるうのでしょう。

 

私は景色を見ているときは、絵画鑑賞同様、景色とだけ向かい合いたいのです。

また、お散歩教室開催中は、当然のことながら

タイムスケジュールを常に気にかけています。

 

そんなときに、件のおじさんたちにつかまると、本当にげんなり。

 

何故あの人たちは、私のように迷惑に感じてる人がいることに

気づいてくれないのでしょう。

“みんな有難く聞いてる”という認識、それ違いますから。

 

まあ、どちらにしても、まずは挨拶をして、了解を得てから

語るべきなのではないでしょうか。

 

ということで、この記事をお読みになって

同じ思いをしたとか、共感できるという読者様

いらっしゃいましたら、「いいね!」よろしくお願いします(笑)

 

あっ、全ての歴史愛好家が嫌いなわけではありませんので

誤解なきようお願いします。

 

私も歴史ファンの一人です。