三軒茶屋~宮の坂散歩 6月18日(日) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^_^)

 

今回は6月18日(日)に開催しました東京お散歩教室

「三軒茶屋~宮の坂散歩」の最終日の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は三軒茶屋駅から。

 

まずは、ゴリラビルへ。

 

 

ゴリラビルは、世田谷区太子堂3丁目、茶沢通り沿いにある

昭和54年(1979)3月竣工の地上3階建てのビル。

手のひらに少女を乗せた巨大なゴリラが屋上にいることから

太子堂の珍スポットとして知られています。

 

ゴリラビルの次は、太子堂八幡神社へ。

 

 

最終日は、太子堂八幡神社の前で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。

 

 

太子堂八幡神社は、世田谷区太子堂5丁目に鎮座する

誉田別尊(応神天皇)を御祭神として祀る神社。

創建年代は不詳ですが、平安時代後期、源頼義・義家親子が

安倍氏征討の戦勝祈願をしたとの言い伝えがあり

後の文禄年間(1592~1596)に八幡神社として体裁が整えられたといいます。

境内には、戦前に造営された社殿、鳥居、神楽殿、社務所がある他

稲荷神社、出羽三山神社・鹽竈神社、弁天社が、境内社として祀られています。

また、境内片隅には「幸せうさぎ」が飼われていて、参拝客の人気を集めています。

 

太子堂八幡神社の次は、若林稲荷神社へ。

 

 

若林稲荷神社は、世田谷区若林2丁目に鎮座する

倉稲魂命と天照大御神を御祭神として祀る神社。

かつては福寿稲荷といい、そこに天祖神社(神明社)が合祀されたもので

明和6年(1769)に地頭より社領を奉納されていることや

元禄5年(1692)の手水鉢が残されていることから

江戸時代初期から中期にかけての創建と推測されています。

 

若林稲荷神社の次は、Petersen(ピーターセン)へ。

 

 

Petersenは、世田谷区若林4丁目にある、地元で人気のベーカリーショップ。

こちらで、それぞれ気になったパンを買って、烏山川緑道でおやつタイム。

 

Petersenの次は、松陰神社へ。

 

 

松陰神社は、世田谷区若林4丁目に鎮座する

吉田寅次郎藤原矩方命(吉田松陰)を御祭神として祀る神社。

吉田松陰は、安政6年(1859)10月27日に安政の大獄に連座し

江戸伝馬町の獄中で刑死となった後、小塚原回向院に埋葬されましたが

文久3年(1863)に、高杉晋作、伊藤博文らによって、大夫山と呼ばれていた当地に改葬。

明治15年(1882)11月21日に、門下の人々が墓畔に社を築いて松陰先生の御霊を祀り

神社創建となりました。

また境内には、社殿の他、吉田松陰先生他烈士墓所、松下村塾を模した建物

ブロンズの吉田松陰先生像などがあり

松陰神社は、松陰先生のファンや幕末好きには、たまらないスポットになっています。

 

松陰神社の次は、松陰神社通り商店街を抜けて

世田谷代官屋敷と世田谷区立郷土資料館へ。

 

 

世田谷代官屋敷は、世田谷区世田谷1丁目に保存されている

彦根藩世田谷領20ヵ村の代官を世襲した大場家の役宅。

大場代官屋敷とも呼ばれ、大名領の代官屋敷としては都内唯一の存在で

昭和27年(1952)に都史跡に、昭和53年(1978)には住宅主屋と表門の2棟が

住宅建造物としては都内で初めて国の重要文化財に指定されました。

 

 

世田谷区立郷土資料館は、世田谷代官屋敷とあわせて公開されている

区政30周年事業の一環として、昭和39年(1964)9月10日に開設された

都内最初の公立地域博物館。

世田谷区に関する歴史や民俗資料などを収集し、それらに関する調査・研究と

研究成果の展示や書籍の刊行など行っています。

 

世田谷代官屋敷と世田谷区立郷土資料館の次は、上町天祖神社へ。

 

 

上町天祖神社は、世田谷区世田谷1丁目に鎮座する

主祭神に天照大御神、相殿に倉稲魂命を祀る神社。

かつて横根の地にあった稲荷社の祠を嘉永2年(1849)に現在地に移し

新たに祠をつくったのが起源とのこと。

境内は、ボロ市通りから伸びる参道の先に社殿がひっそりと佇んでおり

社殿の横には世田谷天祖神社広場が広がっています。

 

上町天祖神社の次は、鹿港(Lu-Gang)へ。

 

 

鹿港(Lu-Gang)は、世田谷区世田谷3丁目にある、手作り台湾肉包の店。

こちらで、人気の肉まんを買って、再びおやつタイム。

 

鹿港(Lu-Gang)の次は、世田谷城阯公園へ。

 

 

世田谷城阯公園は、世田谷区豪徳寺2丁目に所在する

昭和15年(1940)に開園した区立公園。

14世紀後半に吉良治家が居城したのが始まりとされる

世田谷城の跡に造成された、世田谷区内唯一の歴史公園で

園内には、昔の面影を残す土塁や丘、谷などがあります。

 

世田谷城阯公園の次は、豪徳寺へ。

 

 

豪徳寺は、世田谷区豪徳寺2丁目にある

大渓山と号し、釈迦如来を本尊として祀る、曹洞宗の寺院。

彦根藩井伊家の菩提寺で、境内には、本堂のほか、三重塔や江戸前期の仏殿があり

国指定史跡となっている「彦根藩主井伊家墓所」には

安政7年(1860)3月3日に起きた桜田門外の変で暗殺された、井伊直弼の墓もあります。

また、豪徳寺は招き猫発祥の地といわれており

招福殿の横に願い事成就のお礼として奉納された、おびただしい数の招福猫児が

ネットで話題になっています。

 

豪徳寺の次は、世田谷八幡宮へ。

 

 

世田谷八幡宮は、世田谷区宮坂1丁目に鎮座する

応神天皇、仲哀天皇、神功皇后を御祭神として祀る神社。

寛治5年(1091)、源義家が後三年の役の帰途、この地に滞在し

宇佐八幡宮の御分霊を勧請したのが起源といわれる古社で

境内には、昭和39年(1964)に建てられた荘厳な社殿のほか

厳島神社、招魂社、高良神社が境内社として鎮座。

また、土俵もあって、秋季例大祭では、奉納学生相撲が行われます。

 

こんなふうにあちこちご案内をして、宮の坂駅でお散歩終了となりました。

 

ご参加くださいました皆様、雨の中、誠に有難うございました。

 

それでは、次回の「第105回 大森~池上散歩」もよろしくお願い致します。

 

東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com