神谷町~六本木散歩 5月7日(日) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^_^)

 

今回は5月7日(日)に開催しました東京お散歩教室

「神谷町~六本木散歩」の最終日の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は神谷町駅から。

 

まずは、西久保八幡神社へ。

 

 

西久保八幡神社は、港区虎ノ門5丁目に鎮座する

品陀和気命(応神天皇)・息長帯比売命(神功皇后)・帯中日子命(仲哀天皇)を

御祭神として祀る、江戸八所八幡宮の一社。

縁起は、寛弘年間(1004~1012)に源頼信が石清水八幡宮の神霊を請じて創建し

太田道灌が江戸城築城の際に、現在地に遷座。

もとは、八幡山普門院と称する東叡山寛永寺の末寺でしたが

明治維新の神仏分離の際に廃寺となり神社に改められました。

現在の社殿は戦災で焼失後、昭和28年(1953)8月に総桧で再建されたもので

境内には、稲荷社、人麿社、庚申社といった境内社が祀られている他

社殿の裏手斜面には、東京都指定史跡「西久保八幡貝塚」があります。

 

西久保八幡神社の次は、狸穴公園まで、麻布台周辺の坂と路地巡り。

 

 

港区麻布台1丁目にある雁木坂。

案内柱には、「階段になった坂を一般に雁木坂というが、敷石が直角に組まれていたことから等

ともいい、当て字で岩岐坂とも書く」と説明が記されています。

 

 

坂道愛好家の間で有名な狸穴坂。

「まみ」とは、雌ダヌキ、ムササビ、アナグマの類で

昔その穴が坂下にあったことが坂名の由来とのこと。

 

 

私お気に入りの名もなき階段坂。

坂上で植木坂とぶつかります。

 

 

港区麻布台3丁目と麻布永坂町との境界にある植木坂。

その名の通り、付近に植木屋があったことが、名前の由来といわれています。

 

 

港区麻布狸穴町と麻布永坂町との境界にある鼠坂。

「細長く狭い道を、江戸でねずみ坂と呼ぶふうがあった…」と案内柱には記されています。

 

 

狸穴公園は、港区麻布狸穴町に所在する、面積約1,771㎡を有する区立公園。

園内には彫刻のある街づくり事業に基づいて設置された「風水の刻」という噴水があり

公園東側の斜面地には、7種類のアジサイが植えられています。

また、敷地内には狸穴稲荷大明神が祀られています。

 

狸穴公園の次は、十番稲荷神社へ。

 

 

十番稲荷神社は、港区麻布十番1丁目に鎮座する

倉稲魂命・日本武尊・市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命を御祭神として祀る神社。

もとは末広神社(旧坂下町鎮座)と竹長稲荷神社(旧永坂町鎮座)の二つの社で

両社が昭和20年(1945)4月に戦災で焼失した為、昭和25年(1950)年6月、復興土地区画整理により

両社の境内地を現在地に換地し、その後合併して十番稲荷神社と改称。

港七福神めぐりの特徴でもある、七人の福の神を乗せた縁起の良い宝船の神社として

広く崇敬されている他、がま池伝説の故事に因んだ「かえる」お守が人気を集めています。

 

十番稲荷神社の次は、麻布十番商店街でお店巡り。

 

まずは、塩屋 麻布十番店へ。

 

 

塩屋 麻布十番店は、沖縄からやってきた塩の専門店「塩屋」の東京2号店。

沖縄・日本・世界の塩、約360種600アイテムを扱っているということで

皆さん、気になったお塩をご購入。

 

塩屋の次は、浪速家総本店へ。

 

 

浪速家総本店は、東京のたい焼き御三家の一つとして超有名な人気店。

最終日も麻布十番到着と受け取り時間のタイミングが合い、無事ゲット!

アツアツのたいやきを持って、パティオ十番へ。

 

 

パティオ十番は、港区麻布十番2丁目に所在する、昭和61年(1986)に完成した多目的広場。

「パティオ」とは、スペインやラテンアメリカの住宅にみられる、噴水や樹木などを配した中庭のこと。

石畳の広場には、ケヤキの木が植えられ、四季それぞれに美しい姿を見せてくれます。

また、雑式通り側には、野口雨情の童謡『赤い靴』のモデルとなった女の子

「きみちゃんの像」が立っています。

 

 

パティオ十番で、浪速家総本店の元祖たいやきをみんなで試食。

香ばしく焼けた薄皮に上品な甘さのあんこがたっぷり入ったたいやきは、まさに絶品!

メンバーさんもとても喜ばれていました。

 

 

試食が済んだ後は、慶応元年(1865)創業の豆菓子の老舗「豆源」でお土産を買ってから

麻布十番大通りをぶらぶら。

 

続いて、楽万コロッケ店へ。

 

 

楽万コロッケ店は、港区麻布十番1丁目

麻布十番大通りと環三通りに挟まれた路地にあるコロッケ専門店。

化学調味料、保存料などは一切使わず、素材本来の味を活かした手作りコロッケがウリで

ソースではなく、自家製の羅臼のこんぶ塩をかけて食べます。

お値段は、普通のコロッケの2~3倍くらいと、けっこうしますが

納得の美味しさで、私たちがイメージするコロッケとは別物といった感じ。

テレビ等でも話題になっています。

 

楽万コロッケ店の次は、テレビ朝日アトリウムへ。

 

 

テレビ朝日アトリウムは、番組ディスプレーや人気キャラクターと一緒に記念写真が撮れる

テレビ朝日本社のメインエントランス。

最終日は、若手会員のW様が「徹子の部屋」にご出演。

 

 

そして、クレヨンしんちゃんのコーナーで記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました!

 

テレビ朝日アトリウムの次は、毛利庭園へ。

 

 

毛利庭園は、港区六本木6丁目に所在する、六本木ヒルズのオープンスペース。

面積約4,300㎡の敷地に、池、滝、渓流、川のせせらぎを設け

桜やイチョウといった木々を配した、回遊式の日本庭園です。

この土地は、もとは長門長府藩毛利家麻布日ヶ窪上屋敷(毛利甲斐守)で

法学博士・増島六一郎の自邸、ニッカウヰスキー工場、テレビ朝日社屋を経て、現在の姿に。

庭園の下深くには、かつて「ニッカ池」と呼ばれた昔の庭園の遺構が

埋土保存によって残されています。

 

毛利庭園の次は、さくら坂公園へ。

 

 

さくら坂公園は、港区六本木6丁目に所在する

平成15年に開園した、通称「ロボロボ公園」の名で親しまれている区立公園。

園内には、ロボットタワー「ロボロボロボ」をはじめ、ブリキのおもちゃから着想を得た

可愛らしいロボットがあちこちに設置されています。

 

さくら坂公園の次は、櫻田神社へ。

 

 

櫻田神社は、港区西麻布3丁目に鎮座する、豊宇迦能売神を御祭神に祀る神社で

港七福神めぐりの寿老神。

由緒は、治承4年(1180)に、渋谷重国が「霞山稲荷大明神」として霞ヶ関桜田門外に創建したのが

はじまりといい、寛永元年(1624)に現在地に遷座。

そして、明治5年(1872)に村社に列し、明治28年(1895)に現社号の「櫻田神社」へと改められました。

また、櫻田神社は、幕末に新選組の沖田総司や陸軍大将・乃木希典がお宮参りをしたことでも

知られており、「沖田総司ゆかりの地」と記したオリジナル御朱印帳が

お正月に期間限定で頒布され、総司ファンの女子たちの間で話題となりました。

 

櫻田神社の次は、出雲大社東京分祠へ。

 

 

出雲大社東京分祠は、大国主大神を御祭神に祀る都内唯一の出雲大社の分祠。

由緒は、明治11年(1878)に、出雲大社第80代宮司・千家尊福が神田神社の社務所内に

東京出張所を設けたのがはじまりで、明治15年(1882)に麹町区上二番町(千代田区一番町)に

移転した後、出雲より御分霊を奉じて、出雲大社東京分祠となりました。

そして、麻布区材木町(港区六本木7丁目)に移転後、戦災に遭い、戦後、木造の神殿を経て

現在の鉄筋コンクリート造の近代的な神殿が、昭和55年(1980)に完成。

東京でお参りできる身近な出雲大社として、縁結びを願う女性たちの信仰を集めています。

 

こんなふうにあちこちご案内をして、六本木駅でお散歩終了。

 

ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。

 

それでは、次回の「品川~天王洲アイルぐるっと散歩」もよろしくお願い致します。

 

東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com