新木場~木場散歩 2月6日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は2月6日(土)から始まりました東京お散歩教室

新木場~木場散歩 」の初日の様子を簡単にご紹介します。


出発は新木場駅から。


まずは、木材・合板博物館へ。




江東区新木場1丁目にある新木場タワー。

新木場タワーは、平成19年に竣工したJKホールディングスの本社ビル。

このビルの3,4階に木材・合板博物館が入っています。




新木場タワー1階エントランスに展示されている「マーメード号」のレプリカ。

こちらは、昭和37年に日本人で初めて太平洋単独横断航海に成功した

堀江謙一さんが使った小型合板製ヨットのレプリカで、触って耐水合板の手触りを

確かめることができます。




新木場タワー3階、木材・合板博物館の入口。

木材・合板博物館は、木材と合板に関する専門ミュージアム。

オープンは、日本で合板が製造されて100年目にあたる平成19年10月で

公益財団法人木材・合板博物館が運営を行っています。




館内は、3階フロアでは、森林や樹木に関する情報から、木材や合板の製造方法

木場の歴史などを紹介。

丸太からベニヤ(単板)を製造する外周駆動方式のベニヤレースなども展示されています。

4階フロアには、シアタールームや書籍・材鑑を閲覧できる学びコーナーのほか

工作スペースなどもあり、ワークショップも開催されています。




博物館の目玉の一つ「ベニヤレース」。

ベニヤレースは、丸太から単板を作るための機械。

丸太がゆっくりと剥かれて、ペラペラになって出てくる様は、桂剥きを見ているよう。

皆さん、大注目されていました。


木材・合板博物館の次は、夢の島公園へ。




江東区夢の島にある都立公園「夢の島公園」は、昭和32年から昭和42年まで

ごみの埋立処理場であった夢の島(14号埋立地)を整備して、昭和53年10月1日に開園。

敷地面積433,212.23㎡ある園内には、ユーカリ、フサアカシア、アキニレ、マテバシイ

クスノキといった多数の樹木が植えられており、高木10,300本、低木11,700㎡のほか

50,000㎡の芝地が広がっています。





夢の島公園内にある「夢の島熱帯植物館」。

夢の島熱帯植物館は、「熱帯植物とわたしたちの生活との関わり」を広く紹介するために

昭和63年に開設された都立の植物園。

温室の暖房や館内の冷暖房、給湯などに必要なエネルギーは、全て新江東清掃工場から

送られてくる高温水で賄われており、温室では、ヤシ類やバナナなどの熱帯・亜熱帯植物を

一年中観察することができます。





大温室は、Aドーム「木性シダと水辺の景観」、Bドーム「ヤシと人里の景観」

Cドーム「小笠原の植物とオウギバショウ」といった3つのゾーンに分割。

滝の裏側を歩くAドームでは、ジャングル探検の気分が味わえます。





「ヤシと人里の景観」を再現したBドーム。

ダイオウヤシとユスラヤシの林の中に、熱帯の家があり、南国ムード満点!




大温室を出た後は、ウツボカズラなどを観察できる「食虫植物温室」をチェック。





また、今月は、カカオの生産地の様子やチョコレートができるまでの工程を展示で紹介する

「夢の島 カカオ&チョコレート展」が開催されており、こちらを最後に見学。

一通り見回った後、小休止し、植物館を後にしました。


夢の島熱帯植物館の次は、第五福竜丸展示館へ。




熱帯植物館脇の菜の花畑。

寒咲き菜の花の美しさに、皆さんうっとり。




第五福竜丸展示館は、昭和29年3月1日に太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁で

アメリカ軍の水爆実験に巻き込まれて「死の灰」を浴びた、マグロ漁船「第五福竜丸」の

船体や付属品、関係資料を展示している都立の施設。

巨大な船体のまわりには、核実験被害に関する様々な資料が展示されており

核兵器の恐怖と平和の尊さに気付かされます。




展示館前ひろばに展示されている「第五福竜丸エンジン」。

このエンジンは、第五福竜丸が昭和42年に廃船になった後

「第三千代川丸」に取り付けられ、翌年、熊野灘沖で座礁、沈没し
平成8年に海中から引き揚げられたもので、東京都が寄贈を受け、この地に展示。

同広場には、この他、「久保山愛吉記念碑」と「マグロ塚」があります。


第五福竜丸展示館の次は、えこっくる江東へ。




途中、夢の島公園の北岸を歩き、東京夢の島マリーナの景観をチェック。




えこっくる江東は、江東区潮見1丁目にある区の施設「江東区環境学習情報館」の愛称。

館内には、江東区の身近な自然から地球環境、エネルギー、ごみ、リサイクル

ライフスタイルといったテーマに基づいた展示が多数あり

ごみ処理問題や環境問題を体感しながら学べるようになっています。


(初日は、こちらで記念写真。皆さん、撮影ご協力有難うございました)




館内にある、ごみの重さ体験コーナー。

江東区で1年間に出されるごみを区の人口で割ると

1人が1ヶ月に約17㎏ものごみを出しているという計算に。

レバーを引いて体験しましたが、かなりの重さでした。





全員夢中になった「ごみ分別ゲーム」。

日頃、ごみの分別が正しくできているか試される、ヒヤヒヤもののゲーム。

間違ってブザーが鳴ると、けっこう恥ずかしいです(笑)


えこっくる江東を出た後は、竹中商店へ。





竹中商店は、江東区枝川3丁目にある駄菓子と日用雑貨を扱っている昔ながらの商店。

枝川小学校近くのこの場所で、50年以上前から商売をされているとのことで

店は子供たちのたまり場に。

私たちも子供たちに交じって、駄菓子を購入し、おやつタイムとなりました。


竹中商店の次は、しおかぜ橋へ。





しおかぜ橋は、枝川3丁目と塩浜2丁目を結ぶ、汐見運河に架かる歩行者・自転車専用橋。

運河に架かる鋼製斜張橋と、JR越中島貨物駅とJR京葉線の上を渡る鋼製アーチ橋

さらにループ橋まで備わったユニークな構造が特徴で、ドラマのロケでもよく使われます。

こちらでは、歩行者・自転車専用橋とは思えない橋の立派さに

皆さんかなり驚かれたようで、色々な場所から姿を眺め、しおかぜ橋を後にしました。


しおかぜ橋の次は、洲崎神社へ。




洲崎神社は、江東区木場6丁目にある、市杵島比売命をご祭神として祀る神社。

由緒は、徳川綱吉の生母・桂昌院が崇敬していた江戸城中紅葉山の弁財天を

元禄13年(1700)に当地に遷座したのが始まりで、江戸時代は弁天社と呼ばれていました。

こちらでは参拝後、東京都指定有形文化財に登録されている波除碑を見学。

波除碑は、この地が高潮や津波の危険域であることを伝えるために建てられた碑で

江戸時代の人々と災害の関係を考える上での重要な資料になっています。


こんなふうに、あちこち見どころをご案内し、木場駅でお散歩は終了。




そして、ご希望されたメンバーさんと打ち上げをして、解散となりました。


皆様、寒い中、長時間お付き合いいただき誠に有難うございました。


それでは、次回のお散歩も、どうぞよろしくお願いいたします。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com