こんばんは(^-^)/
今回は先月30日(水)に開催しました東京お散歩教室
「馬込~戸越銀座散歩」の最終日の様子を簡単にご紹介します。
出発は馬込駅から。
大田区東馬込一丁目にある階段坂。
土地の高低差がよくわかる長い階段坂で、下りたところを坂下から撮ってみました。
品川区西大井にある天台宗の寺院「帰命山養玉院如来寺」。
養玉院如来寺は、もとはそれぞれ別の地域にあった「養玉院」と「如来寺」という
2つの寺院が大正15年に合併したもので、「大井の大佛」と呼ばれ親しまれている
木造五智如来坐像があることで知られています。
瑞應殿の中に横一列に並ぶ木造五智如来坐像。
養玉院如来寺の木造五智如来坐像は、区指定有形文化財に登録されている
像高約3mある巨大な5体の如来像。
大日如来を中心に、釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、宝生如来、薬師如来が
横一列に並んでおり、その姿は荘厳で、圧倒的な存在感を放っています。
養玉院如来寺は、荏原七福神の布袋尊。
瑞應殿の中には、木造の布袋尊像も安置されています。
品川区二葉にある上神明天祖神社。
上神明天祖神社は天照大御神を主神として祀り
天児屋根命と応神天皇を配祀している天祖神社。
蛇窪村時代からの鎮守だったことから「蛇窪大明神」や「東京の白蛇さま」と呼ばれ
崇敬を集めています。
上神明天祖神社の社殿脇にある厳島弁天社。
厳島弁天社には、幸運をもたらす白蛇様と弁天様が祀られており
石祠のまわりには、ユーモラスな姿をした大蛇や、たくさんの小さな白蛇たちが
奉納されています。
上神明天祖神社をお参りした後は、下神明天祖神社へ。
下神明天祖神社は、品川区二葉にある天照大御神・応神天皇・天児屋根命を
祀っている天祖神社。
もとは上神明天祖神社と一緒、一つの神明社として祀られていたようで
正保年間(1644~1648)に、蛇窪村が立会川の上流域と下流域を境に
上蛇窪村と下蛇窪村に分けられた際、社も分立し
下蛇窪村の鎮守になったといわれています。
品川区二葉にある神明児童遊園。
神明児童遊園は東急大井町線下神明駅の駅前にある区立公園。
昭和43年頃に設置されたタコ型滑り台(現在のものは2代目)が
地元の人々に親しまれ、公園は「タコ公園」と呼ばれています。
下神明駅付近にある鉄道珍景スポット。
横須賀線第2戸越ガードの上を横須賀線、そして東急大井町線
さらにその上に東海道新幹線が走る鉄道3重交差地点。
マニアでなくても、ついつい見入ってしまう面白スポットです。
品川区豊町にある戸越公園。
戸越公園は面積18,255㎡ある梅、桜、シャクナゲ、銀杏など
四季折々の花木が美しい池泉回遊式の庭園で、もとは寛文2年(1666)に肥後熊本藩の
分家熊本新田藩細川利重が下屋敷として拝領し、後に本家細川家の下屋敷となり
数奇屋造りの御殿や庭園が造られた「戸越屋敷」の一部にあたります。
様々な変遷を経て、区立公園となった現在も、往時の面影が残る品川区の名所として
多くの人が散策に訪れています。
最終日は戸越公園の隣接地にある文庫の森で記念写真。
皆さん、撮影ご協力有難うございました。
文庫の森にある旧三井文庫第二書庫。
この地はかつて三井家の別邸があったところで
大正7年には三井家の事業の歴史を編纂する編集室が日本橋から移転し
書庫と事務所が建てられ、「三井文庫」がつくられました。
旧三井文庫第二書庫は、大正11年に完成した壁式鉄筋コンクリート造3階建ての書庫。
貴重な近代建築として保存され、現在は防災備蓄倉庫として活用されています。
品川区戸越にある戸越八幡神社。
戸越八幡神社は、誉田別命(応神天皇)をご祭神として祀る八幡神社。
旧戸越村の鎮守で、大永6年(1526)、諸国を行脚していた行永法師が
村内の藪清水池の水源地から出現した誉田別命の御神体を草庵(成就庵)に奉安し
京都の石清水八幡宮の分霊を勧請して共に祀ったのが始まりとされています。
境内には、安政2年(1855)に再建された古い木造の社殿が現存し
社殿の前には、延享3年(1746)に奉納された区内最古の狛犬が安置されています。
約400軒もの店舗が並ぶ戸越銀座商店街。
戸越銀座商店街(連合会)は、品川区平塚・戸越・豊町・西品川にまたがる
全長約1.3㎞にわたる商店街。
「戸越銀座商栄会商店街振興組合」(商栄会)、「戸越銀座商店街振興組合」(中央街)
「戸越銀座銀六商店街振興組合」(銀六会)の3つの振興組合で構成されており
関東有数の長さを誇る人気商店街として、多くのメディアでも取り上げられています。
みんなで揚げたてをいただいた後藤蒲鉾店の「おでんコロッケ」。
おでんコロッケは、細かく刻んだおでんの具材とジャガイモを和えて揚げた
変わり種コロッケ。
おでんダシで味付けされているため、ソースなしで、そのまま美味しく食べられます。
戸越銀座の人気者「戸越銀次郎」。
戸越銀次郎は戸越銀座商店街のマスコットキャラクター。
ノラ猫をキャラクター化したそうで、商店街のあちこちで
「とごしぎんざブランド」のPRをしています。
「戸越と銀座のゆかり」の碑。
戸越銀座の名前の由来は、大正12年の関東大震災後
銀座通りが改修工事のため、煉瓦敷きを撤去することになり
戸越の人たちがこれを譲り受け、道路等に再利用した縁からとのこと。
こうした銀座とのつながりから
「戸越銀座」という全国初の「○○銀座」が生まれました。
商店街をぶらついた後、全員でお茶をして、戸越銀座駅でお散歩終了。
ご参加された皆様、長時間お付き合いいただき有難うございました。
それでは、10月10日(土)から始まる「中目黒~駒沢大学散歩 」も
よろしくお願いいたします。
東京お散歩教室