両国~浅草散歩 8月22日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は22日(土)に開催しました東京お散歩教室

「両国~浅草散歩」の最終日の様子を簡単にご紹介します。


出発は両国駅から。




国技館通りの横綱手形モニュメント。

こちらのモニュメント、歴代横綱の手形がはめ込まれた台座の上に

土俵入り姿の力士像がのっています。




隅田川に架かる両国橋。

両国橋は、明暦の大火後に架橋された歴史のある橋で

現在の桁橋は、昭和7年に完成。

東京都選定歴史的建造物に選定されています。

場所柄、柵に軍配が施されていたり、土俵型のテラスがあったりと

凝ったつくりをしています。





神田川に架かる柳橋。

現在の柳橋は、永代橋のデザインを採り入れ、昭和4年に完成。

昔、このあたり一帯は、隅田川の船遊び客の舟宿が多く、花街として賑わった場所でした。

現在も、舟宿と屋形船が川岸に並び、往時の面影を伝えています。




神田川を離れ、「鳴門鯛焼本舗 浅草橋店」で、おやつタイム。

皆さん、たい焼きやアイスもなかを買って、燃料補給をされていました。




総武線浅草橋駅の高架下の光景。

浅草橋~秋葉原間の高架下エリアは、懐かしい景色が残る

昭和レトロスポットになっています。




浅草橋駅近くにある銀杏岡八幡神社。

銀杏岡八幡神社は、誉田別命(応神天皇)と武内宿祢命をご祭神として祀る八幡神社。

銀杏岡の名は、源頼義・義家父子が奥州征伐に向かう途中

小高い丘だった当地に、銀杏の枝を差して戦勝を祈願し

その帰途、大きく繁茂した銀杏のもとに八幡宮を勧請したことからといわれていますが

名前の由来となった大銀杏は、江戸時代に焼失してしまい、現在は残っていません。




銀杏岡八幡神社のワンちゃんと近所の猫くん。

皆さん、可愛らしい動物たちに癒されていました。




浅草橋、江戸通り沿いに鎮座する須賀神社。

須賀神社は、素盞鳴尊をご祭神として祀る神社で

由緒は、推古天皇の時代に、武蔵国豊島郡に疫病が流行し

その時に、郷の人々が牛頭天王を祀った祠を建てたのが創始とされています。

また、江戸時代は、氏子に浅草蔵前の札差が多かったことから

祭礼は、彼らの財力を背景に大変賑わい、その様子は「江戸名所図会」にも描かれました。




台東区蔵前にある榊神社(第六天榊神社)。

榊神社は、天神第六代坐榊皇大御神・面足尊・惶根尊をご祭神として祀る神社で

由緒は、景行天皇の時代、日本武尊が東夷征伐の折に創祀したといわれています。

また、社地は、明治期の官立の図書館「浅草文庫」や

東京工業大学の前身である「東京高等工業学校」があった場所で

神社は昭和3年に、柳橋1丁目の旧地から、こちらに移ってきました。




台東区鳥越、蔵前橋通り沿いに鎮座する鳥越神社。

鳥越神社は、日本武尊を主祭神とし、天児屋根命と徳川家康を合祀している神社で

もとは、日本武尊が東国平定の道すがら、当時白鳥村といったこの地に滞在し

村民がその威徳を偲び、白鳥明神として奉祀したことを起源としています。

その後、奥州征伐に向かう源頼義・義家父子が、この地を通った際

鳥が飛ぶのを見て浅瀬を知り、大川(隅田川)を渡ることができたことから

鳥越大明神と名付けられました。

例大祭は毎年6月で、千貫神輿といわれる大神輿が渡御する「鳥越の夜祭」が

盛大なことで知られています。




隅田川に架かる蔵前橋。

蔵前橋は、台東区蔵前と墨田区横網を結ぶ橋で

昭和2年に、関東大震災の復興計画により架橋。

橋は全体が黄色に塗装されており、これは、昔あった江戸幕府最大の米蔵

「浅草御蔵」に収納された稲の籾殻の色からとったものだと思われます。





隅田川に架かる厩橋。

現在の厩橋は、関東大震災後の復興計画によって

昭和4年に完成した下路式タイドアーチ橋。

橋名は、西岸にあった「御厩河岸」(蔵前の米蔵の荷駄馬用の厩)に因んでおり

橋全体に馬を連想させるレリーフなどが施されています。




バンダイキャラクターストリートに並ぶヒーローたち。

バンダイキャラクターストリートは、バンダイ本社ビル横にある

人気キャラクターたちの立像が並ぶストリートです。

ドラえもん、アンパンマン、ウルトラマン、仮面ライダーなど

有名キャラクターが勢揃いしており、話題のスポットになっています。




ツアー最終日は、浅草観音示現の地である駒形堂の前で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。




駒形堂を見学した後は、隅田川西岸の親水テラスに下りて

駒形橋から吾妻橋まで、夜景観賞散歩。




そして、街灯りが美しい吾妻橋交差点に到着。




浅草雷門前に建つ浅草文化観光センター。

浅草文化観光センターは、平成24年4月にリニューアルオープンした

地上8階・地下1階建ての観光案内所。

独創的なデザインは隈研吾氏によるもので

2012年度グッドデザイン賞を受賞しています。




浅草文化観光センター8階、展望テラスから見た夜景。

浅草文化観光センターの展望テラスは、浅草の街並みを高所から眺められる

とっておきの夜景観賞スポット。

ライトアップされた浅草寺の様子も間近に確認できます。





浅草文化観光センターを出た後は、雷門をくぐり、仲見世を通って、浅草寺本堂へ。






聖観音宗の総本山である浅草寺のライトアップは、平成15年10月から。

これは、江戸開府400年記念事業によるもので、国際都市浅草のイメージアップを目指し

本堂・五重塔・宝蔵門・雷門が、日没から午後11時頃まで、毎日ライトアップされています。


こんなふうに、あちこち見どころをご案内して、浅草駅でお散歩は終了。




散歩の後は、ご希望されたメンバーさんと、軽く打ち上げをして解散となりました。


ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。


それでは、夏の夜散歩の締めくくりとなる「代官山~三軒茶屋散歩 」(←クリック)

こちらもよろしくお願い致します。


※東京お散歩教室は、おひとりさま参加が中心の、和やかムードが自慢の街歩き講座です。


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