白金台~三田散歩 3月21日(土) | 東京散歩道

東京散歩道

「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは (^-^)/


今回は3月21日(土)に開催しました東京お散歩教室

白金台~三田散歩 」の様子を簡単にご紹介します。


出発は白金台駅から。




「春彼岸大法要」で、多くの人が集まる瑞聖寺大雄宝殿。

瑞聖寺は、港区白金台にある紫雲山と号す黄檗宗系の単立寺院。

本尊は釈迦如来で、山手七福神の布袋尊も祀られています。

入母屋造、本瓦葺で、身舎の外側に裳階を廻らせた仏殿「瑞聖寺大雄宝殿」は

宝暦7年(1757)再建という黄檗宗寺院の中心的建物。

都内に残る貴重な本格的仏堂建築として、昭和59年に東京都有形文化財に

そして、平成4年には、国の重要文化財に指定されています。




港区白金台にある覚林寺の清正公堂。

覚林寺は、朝鮮王族出身で加藤清正によって養育された

可観院日延が開山した日蓮宗の寺院。

釈迦牟尼仏を本尊とし、清正公も一緒に祀られていることから

「白金の清正公さま」として崇敬を集めています。





港区高輪にある丸山神社。

丸山神社は、天照皇大神、宇迦之御魂命、誉田別尊、白山吡咩命、天児屋根命

秋葉大神の六柱をご祭神として祀る神社。

防火、学業成就、商売繁盛、家内安全などに、ご利益があるとされ

近隣の人たちの氏神様として崇敬を集めています。

また、社殿の横には通力稲荷神社が祀られており

こちらは特に、商売繁盛にご利益があるといわれています。






高輪1丁目、二本榎通りの西側にある階段坂地帯「たかなわ段ジョン」。

複数の階段坂が入り組んで、迷路のようになっていることから

私は「たかなわ段ジョン」と呼んでいます。


たかなわ段ジョンを抜けた後は、黄梅院で銭洗い体験。





黄梅院は、港区高輪にある宝雲山と号す曹洞宗の寺院。

「高輪銭洗不動」の名で知られる不動明王が祀られており

本堂にお参りした後、境内にある宝珠から湧く浄水でお金を洗うと

お金に不自由せず、金運上昇のご利益が授けられるといわれています。





銭洗い体験の後は、高輪2丁目にあるパンの名店

「BOULANGERIE SEIJI ASAKURA」に寄ってパンを買い

リンコス高輪店前の広場で、おやつタイム!


おやつタイムの後は、再び高輪エリアをぶらぶら。




東京都選定歴史的建造物に指定されている高輪消防署二本榎出張所。

落成は、昭和8年12月。

3階建ての建物の上に火の見櫓があり、その姿はまるで灯台のよう。

新築当時は東京湾を眼下に眺望することができたそうです。




承教寺の件(くだん)像。

承教寺は、港区高輪にある長祐山と号す日蓮宗の寺院。

境内に置かれているこの不思議な動物の石像は

件という、文字通り半人半牛の姿をした怪物なのだそうで

伝承では、「牛から生まれ、人間の言葉を話すとされ、生まれて数日で死ぬが

その間に作物の豊凶や流行病、旱魃、戦争など、重大なことに関して様々な予言をし

それは間違いなく起こる」といわれています。

承教寺の境内には、この他「二本榎の碑」や都指定旧跡となっている

「英一蝶墓」などがあります。




土産物店が並ぶ泉岳寺の参道。

泉岳寺は、慶長17年(1612)に徳川家康が外桜田に門庵宗関を招いて創建し

寛永18年(1641)の大火で伽藍焼失後

徳川家光の命で、毛利・浅野・朽木・丹羽・水谷の五大名が尽力し

高輪の地に移転再建された曹洞宗の寺院。

江戸時代は、青松寺・総泉寺と共に曹洞宗の寺院を司る江戸三箇寺の一つに

数えられたほか、吉祥寺旃檀林・青松寺獅子窟と並ぶ江戸三学寮の一つとして

曹洞宗僧侶の養成に大いに寄与しました。

また、元禄赤穂事件で有名な浅野長矩と赤穂浪士が葬られている墓所は

国の史跡に指定されており、忠臣蔵ファンの参詣も多く

寺は港区内有数の観光スポットとしての顔も持っています。




都指定旧跡「大石良雄外十六人忠烈の跡」。

港区高輪のこの地には、江戸時代、赤穂事件で大石良雄(内蔵助)ほか16人が

御預けとなった熊本藩細川家の下屋敷がありました。

大石良雄ほか16人の義士たちは、元禄16年2月4日に当地で切腹。

そうしたことから、ここも忠臣蔵ファンの見学スポットになっています。





港区三田にある三田台公園。

三田台公園は、かつて華頂宮邸の庭園だった場所に

昭和53年に開園した区内で唯一の遺跡公園。

園内には、伊皿子貝塚遺跡の発掘調査で発見された貝層の断面や

竪穴式住居の跡などが、復元展示されています。




三田寺町にある玉鳳寺の御化粧延命地蔵尊。

玉鳳寺の「おしろい地蔵」は、お参りすると美肌になれるということで、女性に大人気。

もとは、八丁堀地蔵橋のたもとに放置されていたお地蔵様を和尚が修復し

泥まみれだったので白粉を塗って祀ったところ、和尚の顔の痣が消えたため

話題となり、崇敬を集めるようになったのだとか。

今は、白粉の代わりに用意されているベビーパウダーで

お地蔵様をパタパタして、美肌や健康を祈願します。




御化粧延命地蔵尊をお参りした後、門前で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。




三田寺町にある明王院。

明王院は、寛永12年(1635)に八丁堀から三田に移転してきた真言宗豊山派の寺院。

御府内八十八ヶ所霊場の第84番で、「厄除弘法大師」として知られる

大師像が信仰を集めています。


寺町巡りをした後、蛇坂、安全寺坂経由で、三田駅に到着。




お散歩終了後、ご希望されたメンバーさんと打ち上げをして、解散となりました。


ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。


それでは、次回のお散歩も、どうぞよろしくお願い致します。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com