佐伯祐三アトリエ記念館 | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今日はアルバイト先の夏休み最終日

暑さと忙しさのせいで、なかなか次のお散歩教室 の下見が

できないでいましたが、さすがに行かないとまずい状態に

なりつつありましたので、炎天下の中、歩いてきました。


行った場所は新宿区中井・中落合・下落合界隈。


自分の中で9月は「坂のある街」「文化人に愛された街」と

決めていたので、このエリアにしました。


最近ご案内したところでいうと「馬込」、または「本郷」にも

近い感じがするところです。


前置きが長くなりましたが、今回はその下見途中でお伺いした

「新宿区立 佐伯祐三アトリエ記念館」をご紹介します。


佐伯祐三(1898~1928)、大正から昭和初期に活躍した洋画家。


30歳で亡くなったため、活動期間こそ短いものの

その間、彼が過ごしたパリ、そして自宅があった下落合の

風景画などで名を馳せ、天才画家と評された芸術家。


この場所は、その天才画家佐伯祐三がアトリエを構え

家族と暮らしながら創作活動に打ち込んだところです。


余談ですが、私何故か“太く短く”駆け抜けていった人に

強く関心を抱く傾向がありまして…(^_^;)


ですので、このアトリエ記念館が昨年公開された時

自宅からも近いし、すぐに伺いたいと思っていました。


でも逆に近所ということで、ずっと延び延びになっていました。


そして本日、お散歩教室の下見を兼ね、やっとの訪問。


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聖母坂通り、聖母病院前信号付近の脇道から入り進んで行くと

ひょっこりといった感じで現れます。


案内は出ていますが、ちょっと見つけにくいかも。。


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展示室(アトリエ)外観


なんだかジブリ映画にでも出てきそうな瀟洒な建物。


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展示室内部


年譜や「下落合風景」の写真パネル

そして「ライフマスク」の複製など

数々の資料が展示されています。

※原画公開の場ではありません。


冷房が効いていたので、ホッと一息つくことができました(^_^;)


暑かったので、私以外誰もいないアトリエの椅子に

しばらく腰掛けていたところ、案内ビデオで彼の紹介が始まりました。


背を向けて何気なく音声だけを聞いていたその瞬間

衝撃が走りました。


「…昭和3年8月16日に…亡くなりました…」


そう、奇しくも今日8月16日は彼の命日だったのです!


前々から、来よう来ようと思っていたこの場所

その気になればいつだって来れたこの場所に

何も知らずに訪れた今日が命日だなんて。。


不謹慎にも、ちょっと気持ちが高ぶってしまい

スタッフの方に、「今日って佐伯先生のご命日なんですね」と

言葉をかけてしまいました。


施設の紹介のつもりが、変なオチになってスミマセン(^_^;)


こちら、9月のお散歩教室でご案内します。


無料で入館できる素敵なところです。


ご参加を予定されている方、楽しみにしていてください(^-^)/


『新宿区立 佐伯祐三アトリエ記念館』

東京都新宿区中落合2‐4‐21

http://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_000102.html