明治大学博物館 | 東京散歩道

東京散歩道

「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

おはようございます(^-^)/


盛夏の間は、お散歩教室 の開催回数が少ないので

その分アルバイトをしたり、9月以降の候補地探しをしています。


まあ、そうは言ってもそんなにスケジュールがギチギチという

訳ではありませんので、この機会にこれまで体験できなかった

ことにも挑戦できたら、なんて思っています。


ブログの方は、いつもどおりゆるゆるとやりますが

過去に訪問して印象に残っているところなどを

小出しに紹介することが多くなりそうです。


ということで、今回紹介するのは以前にお散歩教室で訪れた

明治大学内にある『明治大学博物館』。


明治大学博物館は建学の精神である「権利自由」「独立自治」に

もとづき、明治大学の研究成果を無料で公開しています。

(一部の特別展は有料の時もあります。)


以前からあった商品博物館・刑事博物館・考古学博物館を

統合して、平成16年に開館しました。


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明治大学アカデミーコモン(右側)


このアカデミーコモンの地下に博物館や

大学史展示室などがあります。


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大学史展示室・常設展示室入口


大学史展示室では明治大学の創立者

(岸本辰雄・宮城浩蔵・矢代操)や教職員、学生、校友に関する

資料を展示しています。


大学史展示室から更に階下に下りて行くと…


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常設展示室


天井が高くて、広々とした常設展示室が現れます。


手前から奥に向かって「商品部門」「刑事部門」「考古部門」。


まず、商品部門には、大学が収集した日本の伝統的手工業製品が

数多く展示されています。


漆器、染織品、竹木工品、金工品、文具、和紙、陶磁器など

どれも素晴らしいものばかり。


ものづくりや創作をされている方などには

何かインスピレーションを得るきっかけになるかもです。


次の刑事部門には、刑事関係資料として、古代から近代に至る

各時代の罪と罰を定めた刑事法に関する資料

江戸時代に使われた捕者三道具や犯罪捜査の役人が携帯していた

十手・捕縄から、容疑者を拷問にかける道具と、処刑具

裁判に関する判例集、それに海外の拷問具・刑具などもあったりして

ちょっとショッキングなスペースになっています。

(でも、こちらの見学を目的に訪れる人が一番多いとか…)


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十手(刑事部門)


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石抱拷具(刑事部門)


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ギロチンとニュルンベルクの鉄の処女(刑事部門)


ちなみにミュージアムショップではニュルンベルクの鉄の処女が

プリントされたTシャツが販売されています。


デザイン、可愛くデフォルメされていました(・_・;)


一番奥にある考古部門では、旧石器時代から古墳時代に至る

各時代の考古学研究調査の成果が公開されています。


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埴輪(考古部門)


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銅鐸(考古部門)


調べてみますと、明治大学って、あの群馬県の岩宿遺跡や

埼玉県砂川遺跡、神奈川県夏島貝塚、栃木県出流原遺跡などの

発掘調査でも成果を出しているとのこと!


こちらも資料が豊富で、興味のある人にはたまらないと思います。


他にも随時特別展が開催されていますので見応え十分。


大学キャンパス内ですが、一般の人が入っても

問題ありませんので、暑い夏のお散歩コースに

是非加えてみてください。


『明治大学博物館』

東京都千代田区神田駿河台1-1

明治大学アカデミーコモン地階

10:00~17:00

休館は、夏(8/10~16)、冬(12/26~1/7)

8月の土・日に臨時休館があるとのこと。

http://www.meiji.ac.jp/museum/