昨日午後、環境委員会で30分間質問に立った。
まず丸川環境大臣に対し、熊本地震の震源が拡大していることから予防的に川内原発を停止すべきと提案した。浜岡原発を東南海地震の可能性が高いことから予防的に停止させた2011年5月のことを例に引いた。しかし大臣は原子力事故の避難の担当だと言いながら停止させるかどうかは原子力規制委員会の権限と責任回避の官僚答弁に終始。
次に東電広瀬社長に、福島原発事故発生当日の17時15分ごろに1号機の水位が1時間でTAFに到達することを予測していながら、そのことを政府や福島県に報告していなかったのではないかと質問した。東電社長は報告していなかったことを認めた。その理由をただしたところ、混乱していたためと答えた。
しかし住民避難の時期や範囲を判断する上で、原発がどの程度危険な状況にあるか極めて重要な情報。政府や地元自治体にそのことが報告されていなかったのは、重大な過誤であり明らかに原災法に違反している。
しっかりした検証が必要だ。