民進党、民主党で一緒だった岡田克也さんをはじめ、10人の衆議院議員が立憲民主党と同一会派へ合流することが決まりました。多少の紆余曲折はありましたが、立憲民主党の基本的政策に賛同できるという個々人の判断に基づく合流で、よかったと思っています。

 

このブログでも繰り返して言っていることですが、立憲民主党は政治家が集まって作った政党ではありません。小池さんの希望の党に前原代表が民進党全体で合流しようとして失敗し、「これでは投票する政党がない。枝野立て!」という国民の声に押されて枝野代表が旗揚げし、わずか20日後の投票日に1100万人を超える有権者が「立憲民主党」と投票してくださったことで政党として誕生したのです。立憲民主党を作ったのはこの時投票してくださった1100万人の有権者=国民です。この原点を大切に立憲民主党はこの一年活動してきました。

 

今回、個々人の判断による基づく合流にこだわったのも、政党間の協議による合流の場合政策があいまいになることが多いからです。特に原発ゼロ基本法は立憲民主党が総選挙で公約した政策を基にパートナーと共に作り上げた最初の法案で、これに賛同できない議員まで参加を認めれば、立憲民主党を作った1100万人の国民を裏切ることになります。

 

統一地方選と参院選を前にして野党政界はまだまだ流動的です。安倍政権を倒すには野党が力を合わせることが必要だという声が高まっています。まさにその通りです。しかしその前提は国民の多くが期待できる野党結集でなくてはなりません。福島原発事故から8年、今年こそ原発ゼロへ向かうのか、原発依存を続けるのか決着をつける年だと思います。野党の一部には原発ゼロ基本法に賛同を決めていない政党もあります。他方原発ゼロを求めているのは小泉元総理をはじめ与党支持者の中にも大勢おられます。今年の参院選では原発ゼロを明確にしている候補者に与野党を超えて投票いただくことで、原発ゼロへの道を開こうではありませんか。