新党さきがけ時代に行動を共にした園田博之さんが亡くなられたとの訃報を受け、心からご冥福をお祈りします。

 

新党さきがけは武村正義さんを中心に田中秀征さん、園田博之さん、井出正一さんなど自民党のリベラルな政治家10人が1993年に立ち上げ、直後の総選挙で自民党政権を倒し、細川政権誕生の引き金を引いた政党でした。私は当時社民連に所属していましたが、田中秀征さんや武村正義さんと親しくし「制度改革研究会」活動を共にしていた関係で、1993年の総選挙直後さきがけ日本新党会派に入れてもらい、その後さきがけに入党しました。

 

私は園田さんの父上の園田直厚生大臣の時初当選し、国会での最初の質疑は園田大臣でした。私が自社さ政権で厚生大臣になれたのは園田さんはじめさきがけ幹部の皆さんの推薦があったからで、そのことは今でも心から感謝しています。

 

園田さんは1996年の民主党が出来た直後の初の小選挙区の総選挙の折にも、当時2期目を目指す若手には小選挙区で当選するには民主党に移ったほうがいいよと勧めてくれました。若手の将来を考えてのことでした。今その時の若手が中堅ベテラン議員となって各方面で活躍しています。

 

園田さんは懐の深い政治家で私を含め多くの仲間が本当にお世話になりました。これからも天上から暖かくお見守りください。