昨日、民進、希望の合流により、62名の国会議員が参加して国民民主党が結成されました。国民民主党に参加しなかった衆参議員の中で10人前後の議員が立憲民主党に入党され、立憲民主党は70名強の議員数となり、野党第一党の立場は変わりません。

 

野党政界の再編は引き続き進みます。一つには連合出身の参院候補者にとって来年の参院選の比例選挙をどの党で戦うかを決めなくてはならないためです。もう一つは来年春には統一自治体選挙が控えているためです。国民民主党の結成は連合が参院選の比例を統一して戦うために急がせたという背景があります。しかし結果的には連合系候補の所属は立憲民主党と国民民主党に二分されました。今国会中の解散総選挙の可能性も消えてはいません。

 

立憲民主党が政党同士の合流協議に距離を置いているのは、政党が合流する場合、往々にして政策的な妥協から政策が不明確になるからです。そうして轍を踏まないために、立憲民主党は政党の合流ではなく、個人に責任での参加を呼び掛けているのです。

 

立憲民主党は原発ゼロなど政策を明確にしています。こうした立憲民主党の政策、理念に共鳴いただける皆さんが個人として参加してくださるのは大歓迎です。政策を明確にした結集の仕方のほうが国民の信頼を得られると思うからです。