昨日は岡山の「立憲民主党を応援する会」に招かれて、講演をしてきました。主に原発ゼロと立憲民主党の党の在り方について話しましたが、150人ほどの会場が満員で、活発な意見交換ができました。

 

「草の根に根差した政党づくり」というのは言うは易く行うのはむつかしいことです。しかし今の立憲民主党には多くの人が自分たちの意見を聞いて、党づくりをしてほしいという機運があり、党の側から支援を呼びかけるというよりも、自分たちの意見をきちんと聞き、その実現に向けて頑張るのなら応援するという人たちが集まってくださるという極めて恵まれた状態にあります。

 

原発ゼロ候補を国会に送る1000人委員会の構想も、候補者にふさわしいと思われる人の名を挙げてもらい、その中からの絞り込みを始めています。原発反対の立場をとる専門家、被災地で活動している人など多くの名が挙がっています。原子力ムラの関係者は原発推進の候補者を応援し、逆に原発ゼロ候補には応援をさせないように候補者周辺にまで圧力をかけています。そのため、民進党の時代には各地の原発再稼働反対集会に私が出かけても、地元の民進党関係者はほとんど参加しておらず、締め付けられていました。

 

立憲民主党は総選挙で原発ゼロを明確に公約し、原発ゼロ基本法を今年3月9日に国会に提出しました。国会前での原発反対集会にも多くの議員が参加するようになっています。こうした立憲民主党の行動を見て、国民の皆さんが「立憲民主党の原発ゼロは本気だ」と判断してくれるようになってきました。

 

民進党と希望の党の合流協議が始まるようですが、原発ゼロ政策をとるのかどうか今のところあいまいです。たとえ合流により新しい政党が生まれるにしても、自民党と同じような原発容認では原発ゼロを望んでいる多くの国民の支持は得られず、来年の参院選が戦えるとは思えません。原発関係者の雇用は守るが、原発ゼロは進めるという立場を明確にしてほしいと思っています。