民進党が立憲民主党、希望の党、無所属の会などに分裂したのを受けて、マスコミは野党再結集の議論を連日取り上げています。しかし今、立憲民主党にとって重要なのは国会議員を中心とした永田町的野党再編ではありません。枝野幸男代表が言うように、立憲民主党が国民に背を押されて誕生した初めての政党であるという千載一遇のチャンスを生かす活動です。つまり立憲民主党をしっかりと草の根に根差す本物の国民政党に育てることこそが最重要課題です。

 

そのために何をなすべきか。私は「鉄は熱いうちに打て」という教訓に沿って「今の立憲民主党なら手伝ってもいい」と参加希望を表明して下さった方にまず私が総支部長を務める立憲民主党東京18区総支部として、党員・サポーターの仮登録の受付を全国の人を対象にネットで始めました。新たな参加希望者が次々と仮登録に応じて下さっています。仮登録をいただいた方には立憲民主党に対する提言を受け付けるメール番号をお知らせしました。早速いくつかの提言が届いています。

 

そしてもう一つの試みは、誰でも参加でき、直接政治家である私と顔を合わせて話ができる「市民ふらっと集会」を総選挙後2回開催しました。広くネットでお知らせし、2回とも40名から50名の参加者があり、大半は初めてお目にかかる方でした。全員から話を聞くなど直接顔と顔を合わせる集会として好評でした。草の根の多くの人とコミュニケーションするにはSNSは大きな可能性があると感じています。しかし同時に顔と顔を合わせる機会も極めて重要だと改めて感じました。

 

国民政党を目指す立憲民主党としては既存の業界団体や労働組合との関係ももちろん重要です。しかし、近年の日本社会はそうした既存の大組織に属さない人、例えば非正規で働く人の割合が圧倒的に多くなり、そうした人々こそが今の格差社会の中でもっとも「政治」を必要としているはずです。政党にはそうした人々の声を政治力に変える役割が求められています。立憲民主党を組織化されていない人々の声を政治力に変えることのできる政党に育てることはもちろん簡単なことではありません。しかし、これまで市民運動や新党結成で多くの成功と失敗を経験してきた私にとっては、立憲民主党をそうした政党に育てることはやりがいのある究極の挑戦といえます。

 

全力で取り組みますので、多くの方々の知恵と力をお貸しください。