従来の野党第一党は大企業の労働組合とは恒常的に深い関係を築いてきました。これは重要なことです。しかし生活面の運動、例えば生協運動、環境運動、子育てや福祉にかかわる運動などとの関係は労働運動に比べると希薄でした。立憲民主党が政権を担当できる政党になるためには「働く」ことと「生活」という両方の場からの声を代表する政党でなければなりません。

 

例えば参院の比例代表選です。自民党は各種業界団体の代表を候補者にしています。野党第一党は労働組合の推薦する候補者は必ず何人か擁立してきましたが、生活面を代表する候補者はまれでした。環境問題や福祉問題などのかかわっている市民団体は全国的に力を合わせることができれば代表を国会に送ることができます。立憲民主党はそのためのプラットホームを提供すべきです。

 

政治を国民に近づけるために、立憲民主党は国民が抱える多くの問題を受けとめることのできる政党にならなくてはなりません。いろいろな社会活動に参加している人が立憲民主党に集って欲しいと願っています。