希望の党が失速し、立憲民主党と自民党のガチンコ勝負が注目されています。中でも私の選挙区東京18区はその象徴として注目を集めています。今日も日本テレビの「ZERO×選挙2017」からの取材があり、10月22日の投開票日に放送されるそうです。

 

確かに私と土屋さんは立憲民主党と自民党の象徴的な対立候補です。土屋さんの主張は安倍総理とそっくりで、安倍チルドレンの典型です。まず土屋さんは安倍さん流の自衛隊を海外の戦争に派遣できる、集団的自衛権を認める危ない憲法改正に賛成。それに対し私は集団的自衛権は認めず、専守防衛に徹するべきと考えます。原発政策では、土屋さんは原発を再稼働させ、核廃棄物の子孫に残すことに賛成。それに対し私は原発は再稼働せず一日も早く原発ゼロを実現し、自然エネルギーへの転換を強力に進めるべきと一貫して主張してきました。また土屋さんはアベノミクスを礼賛し、お金持ちをもっと豊かにすれば、貧しい人にもおこぼれが届くという考え。私は比較的賃金の低い介護や保育など社会保障分野で働く人の賃金を引き上げることが、個人消費を伸ばし、景気の回復につながると訴えてきました。

 

このように私と土屋さんは政策面で全く異なっているだけでなく、政治スタイルも対照的です。土屋さんの最初の衆院出馬は、私への刺客として市長を辞任して出馬し、自民党東京の比例単独二位という当選確実な特別扱いを受けた経歴の持ち主です。さらに私が厚生大臣の時に導入した老人介護保険に、当時の土屋市長は反対して、公開討論会まで開いたことがありました。衆議院議員になってからも土屋さんは武蔵野市政に影響力を持とうと必死でしたが、土屋さんの推す市長候補は毎回落選し、今年10月1日の市長選では市民派女性候補が自民党候補にダブルスコアで勝利しました。

 

「土菅戦争」と呼ばれてきた二人ですが、安倍自民党の議席を一つでも減らすために、今回こそはわたくし菅直人に小選挙区で勝たせてください。心からのお願いです。