森友、加計問題から逃げるために解散をしたのは誰か。もちろん安倍総理です。安倍総理は解散後に短期間で二つの新党が生まれたことを批判していますが、突然の解散に対応するために「希望の党」と「立憲民主党」が誕生したのです。

 

 これで政治が分かりやすくなったというのが多くの方の意見ではないでしょうか。一番はっきりしたのは、原発ゼロで、リベラルな立場を明確にした「立憲民主党」が誕生したことです。多くの方から「よかった」というご意見をいただいています。

 

 「立憲」という言葉も、一時「憲法を作るという意味なのか」という誤解もあったようですが、次第に本来の意味が理解されてきました。つまり、安倍総理は憲法を国民を支配するためにルールと考えているのに対し、立憲主義の考え方は、憲法は権力者が守らなければならないルールだということです。例えば基本的人権とか男女平等、平和主義などの原則的ルールは、国民というよりも総理など権力者が守らなくてはならないとするのが憲法であるという考え方です。

 

 安倍総理は「立憲主義」とは真逆の立場をとる政治家です。自民党でもこれほど「非立憲主義」の政治家は珍しいと思います。つまり、憲法を改正し、国民に強制することを憲法に規定しようとしています。そして、権力者である総理が個人的に親しい人に国有地を安く払い下げるなど権力の私物化を平気で行う政治家です。韓国の前大統領はそうした権力の私物化のために裁判所の判断で辞任に追い込まれました。日本では今度の総選挙で国民の判断で安倍総理を辞任に追い込みましょう。