今日の朝日新聞、「民進党代表選を問う」の細川護熙元首相の話は内容豊富だ。前原、枝野両候補も、小池都知事も、自民党の茂木、鴨下氏も細川さんが結党した日本新党出身者。

 
 特に注目したのは細川さんの小池さんについての次の話。「小池さんは例えば憲法や原発にしても、どの方向を目指しているのか分からない。知事就任後、2人で何度か会った際に『そうしたところはっきりさせれば、政治的な幅ももっと広がっていく』と伝えたが、小池さんからはまだはっきり聞いていない。」
 
 民進党代表選でも小池新党との関係が大きな争点になっているが、小池都知事の考えがはっきりしないために、議論が空回りしている。私も細川さんが言われるように、小池さんが原発ゼロと、憲法について立憲主義の原則を守ると明言すれば、民進党は小池新党と連携してもいいと考えている。この点があいまいなままでは後に禍根を残しかねない。