民進党代表選を前に、野党再編の動きが加速している。民主党が進む道としては次の二つがありうる。

 ①民進党が存在感を取り戻した上で主体性をもって野党再編に乗り出す。

 ②それとも都議選のように、民進党が解体する形で小池グループを含む野党再編が進む。

 
 私は民進党はまず枝野新代表を選んで、原発ゼロ政策を明確にし、主体性を持って小池グループを含む野党再編を目指すべきと思っている。この場合は再編された新党にはリベラルな考えも受け継がれるだろう。
 
 前原新代表を選んだ場合どうなるか。野党再編には前原氏のほうが前向きとされているが、前のめりになりすぎると都議選の時のように足元を見られて、民進党から離党者が続出する形で再編が進む可能性が高い。この場合は自民党と保守色の強い新党の、保守二党的な再編になり、リベラルな考えを代表する政治勢力の居場所がなくなる恐れがある。
 
 いずれにしてもいばらの道だ。